ピアノで弾きたい曲があるのに、難しい曲に挫折(ざせつ)してしまった人はいませんか?
難しい曲を練習するには、決まったルールとコツがあるのです。
ジグソーパズルのピースを1つずつ組み合わせていけば、ピアノの難しい曲も挫折しないで弾けてきます。
この記事ではピアノ講師の立場から、難しい曲の練習方法について、3つのルールとコツについて解説していきます。
何度も出てくるテーマの部分を見つけてみましょう
たとえば人気のピアノ曲「エリーゼのために」では「ミレ#ミレ#ミシレドラ」というテーマが何回も登場します。
曲の最初、真ん中、最後、大きく分けて3回ほど登場します。
繰り返し登場する部分は、初めの1か所がきちんと弾ければ、残りも同じように弾けます。
繰り返し登場するテーマが弾けるようになれば、テーマ以外の部分を弾けるようにすればよいわけです。
テーマ以外の場所は、曲の難所として難しい場合があるので、パズルのピースのように細かく分けて練習していきます。
右手、左手、片手ずつ練習してみましょう
ピアノの難しい曲で、テーマ以外の難所の練習方法を紹介します。
右手パート、左手パート、まずは片手ずつ練習するようにしましょう。
難しい曲では、右手だけで2パートを弾く場面が出てきます。
親指で長い音を伸ばしながら、右手だけでメロディーも弾くようなケースです。
右手だけで2パートを弾くのはとても難しいので、2パートを左手・右手に分ける練習方法が必須です。
理解したあと右手だけに戻して弾くと、難しい曲でもピアノで弾けるようになります。
1小節、1拍と細かく分けて練習してみましょう
難しい曲の難所は、ピアノ曲の途中にもぐり込んでいる場合が多いです。
1小節、1拍と難しい場所を取り出して、細かく分けて練習してみましょう。
テンポを3倍、4倍と極端にゆっくりに落とすことが練習方法のコツです。
間違えずに正確に弾けるテンポまでゆっくりにします。
ノーミスでゆっくり弾けるようになったら、少しずつテンポを上げていきます。
少し速く弾けるようになったら、1小節でなく2小節、1拍でなく2拍と、前後の音も一緒に弾けるようにします。
テンポを少しずつ上げ、楽譜も少しずつ長く弾けるようにしていくと、難所もノーミスで弾けるようになってきます。
まとめ
ピアノで難しい曲の練習方法について、3つのルールとコツについてお伝えしました。
難しい曲を楽譜の最初から通そうとして、難所でつまずいてしまう人が多いのです。
最初から通し練習をしようとせず、難所を細かいピースに分けて、パズルを組み合わせるようにピアノ曲を完成させてください。
曲の難所は音大生やプロピアニストにとっても難しく、丁寧にさらって練習しています。
片手での練習、難所だけの部分練習を大切にして、難しい曲にコツコツ取り組んでみてください。
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