ピアノが上手くなってもらいたい一心で、やみくもに長時間ピアノをお子さんにやらせている人はいませんか?
ピアノは西洋音楽の基礎がわからないまま何時間練習しても、上手くなることはありません。
リズム、メロディー、ハーモニーなど、音楽の基礎を理解することにより、ピアノが上手くなる効果が上昇するのです。
この記事ではピアノ講師の立場から、ピアノが上手くなる秘訣で子供に教えたい音楽の基礎を解説していきます。
楽譜の教則本に書かれた学習内容を読みましょう
初心者用のピアノ教則本には、五線譜の他に「音符の読み方」「拍子」「強弱記号」など、さまざまな音楽の基礎が書かれてあります。
ピアノレッスンで先生から説明や指導がありますが、家庭練習でもこれらの学習内容をよく読むようにしましょう。
楽譜に書かれた音符は一生懸命読めるのに、楽譜以外の学習内容を見落としてしまっている子供が多くいます。
一度出てきた学習内容も、次に進むと忘れてしまうことがあります。
わからない記号や音符の読み方があれば、前の学習内容の説明に戻り、疑問点をなくすようにしましょう。
メロディーを歌ったり、リズムをたたいたりしましょう
どの楽器でも習い始めに必ずやることは、弾く曲のメロディーの音符を読み、声で歌えるようにすることです。
拍をたたきながら正確な長さや音程で歌えるように、楽譜を読んで歌いこんでいきます。
楽器での練習も歌と並行して行い、正確な長さや音名で弾けるようにします。
右手で弾くときには左手でリズムを取りながら、メロディーを弾けるようにします。
左手での片手練習も大切で、両手で合わせる前に、左手だけの練習も丁寧に行いましょう。
和音の種類や和声進行の基本を覚えましょう
音楽の勉強を行うとき、子供にも和音の種類や和声進行をしっかり教えていった方が上達します。
ハ長調では「ドミソ」「シレソ」「ドファラ」、ト長調では「ソシレ」「レファ#ラ」「ミソド」の基本和音を一緒に覚えましょう。
これらの和音は刻みリズムや分散和音の形で曲中に出てきます。
基本和音から省略されている音を子供に説明するなど、和音の知識を深めるよう子供に教えます。
「シレソ」から「ドミソ」に和音が解決していく様子も、耳で教えていきます。
和音進行が身についている子供は、上手くなるスピードも速いです。
まとめ
子供のピアノを上手くなるようにさせるには、練習時間のほか音楽の基礎を身につけることが大切です。
ピアノ練習量と音楽の基礎は両輪の輪で、練習量を増やすことにより、音楽の基礎も身についてきます。
輪のうちどちらか片方が欠けないようにして、子供のピアノが上手くなるよう大人が見守る必要があります。
失敗しないピアノ上達教材の選び方のご案内
「スラスラ弾けるようになりたい」と思い毎日一生懸命練習している方や上達させたいと思う先生や親御さんに絶対に後悔しないオススメのピアノ上達教材をランキング形式で紹介します。
教材通りに正しい練習法を実践すれば自己流で練習している人より最短距離で早く上達できます。よかったら試してみてください。
⇒ピアノ上達人気(DVD)教材ランキング