ピアノを弾いてみたい気持ちがあっても、ピアノをまだ持っていない人も多いですよね。
ピアノは「大型家具」とも呼ばれてて、買うのも処分するのも大変です。
引越しをひかえた人なども、ピアノを買うのをためらうでしょう。
ピアノが自宅にない人でも弾けるようになるコツを、ピアノ指導者の立場から伝授しようと思います。
目次
ピアノが自宅にない人は「紙鍵盤」を作ろう!
ピアノが自宅にない場合には、自分で「紙鍵盤」(かみけんばん)を作ることができます。
お菓子の箱の裏でもいいですし、文具店でボール紙を購入しても構いません。
作り方を説明します。
1.横16.8cm、たて15cmの長方形を横並びにいくつか書く。
この長方形1つで「1オクターブ」となり、7つの白鍵「ドレミファソラシ」が入ります。
紙鍵盤を2オクターブ作りたい人は長方形を2つ、4オクターブにしたい人は4つ横並びに書いてください。
2.長方形をたてに7等分して「白鍵」を作ります。
1つの白鍵の幅は2.4cmです。
3.黒鍵を5つ作ります。
ドとレ、レとミの間に2つ、ファとソ、ソとラ、ラとシの間に3つ、全部で5つの黒鍵を書きます。
「黒鍵」の奥行きは10cmになります。
黒鍵の幅は1.2cmですので、左右に0.6cmずつ書くとちょうど真ん中に書けます。
ピアノが自宅にない人は「紙鍵盤」で練習しよう!
ピアノが日本に普及していない時代には、音楽好きな人の多くが「紙鍵盤」でピアノを練習していました。
学校のピアノなどを借りて本物のピアノを弾ける時だけ、音を出して演奏できたのです。
当時と同じように、今でも「紙鍵盤」でピアノを学ぶことは可能です。
紙鍵盤でピアノを学ぶコツは、本物のピアノと「同じサイズの鍵盤」で練習することです。
ピアノメーカーにより鍵盤のサイズは多少の違いがありますが、先に紹介したのはヤマハのピアノでごく一般的なサイズです。
持ち運べて巻けるピアノ「ロールピアノ」もあります
「音が出る紙鍵盤がいい」という人向けに、ロールピアノという商品を紹介します。
紙鍵盤のようにぺちゃんこなピアノで、電気で音がでる仕組みです。
興味がある人は一度、使ってみるとよいでしょう。
ただし実際に購入した私の知人たちは口をそろえて、手作りの「紙鍵盤」の方が使い易いと言います。
理由ですが、ロールピアノは本物のピアノほど音の反応が良くなく、思ったように音が出なかったり、逆に出したくないのに音が出てしまったりすることがあるとのことです。
使い方がまだ上手くないだけかもしれませんが、本物のピアノより難しいという話を聞きました。
いっそ音が全く出ない紙鍵盤の方が、効率よく練習できるというのです。
「それでも音が出る鍵盤がいい」という人は、ぜひロールピアノも試してみてください。
携帯できるピアノなので、本物のピアノが手に入ってからも、何かと重宝するようです。
まとめ
ピアノは楽譜や耳コピした「弾きたい音」を、鍵盤でタッチすることにより弾ける楽器です。
事情によりピアノが手に入らない人、自宅にない人は、「紙鍵盤」を作って弾くべき音をタッチする練習をしてみてください。
机やテーブルの上に乗せて、姿勢良く行うのが効果的です。
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