ピアノの弾き方や姿勢のコツは?3つの秘訣

ピアノを独学する場合、ピアノの弾き方や姿勢についてコツを教えてくれる人がいないですよね。

その場合、自分で鏡を見たりスマホ録画することにより、弾き方や姿勢をチェックすることが大切です。

ピアノは基本、鍵盤に自由に指先を乗せていくのですが、イスからあまり立ち上がれないこと、指先が鍵盤に取られることが原因で、全身の動きに制限がでてしまいます。

この記事ではピアノ講師の立場から、ピアノの弾き方や姿勢のコツについて、3つの秘訣を解説したいと思います。

ピアノの中央に座りふたをしめて、ピアノ専用布で拭いてみよう

ピアノの中央に足ペダルが3本(または2本)ありますが、そのペダルのある位置をピアノの中央とします。

ピアノの中央が正面になるようピアノの椅子を置きます。

ピアノのイスに座ったまま、ピアノのふたをしめてピアノ専用布でふたの端から端まで、横に動かし円を描くようにゆっくり拭いてみましょう。

椅子に座ったままだと、ふたの両端や中央が拭きにくいと感じると思います。

肩甲骨から腕を伸ばすような意識でふたの両端を拭き、ふたの中央は上半身を少しだけ後ろに倒すと、自分の腕が入るスペースができてきます。

ふたを開けてピアノを実際に弾くときにも、同じような姿勢で弾くことになります。

姿勢がわからなくなった人は、ピアノのふたを閉じてみて、専用布で拭くときのコツを参考にしましょう。

ピアノの手の形、ひじの位置、腰かける位置は?

ピアノを弾き方における手の形ですが、両手をしっかりグーに握ったあと、ゆるめたときの形のまま弾くとよいでしょう。

両手をパーに5本の指をピンと伸ばし、それをゆるめた時の形も、ピアノを弾くのに向いています。

ひじの位置ですが、床から鍵盤の高さと、床からひじの高さが同じくらいになるようにします。

両腕の前腕と床が水平になるようにしましょう。

しかしそれよりも高めのひじで弾くピアニストも、低めのひじで弾く人もいます。

自分の腕の重みが上手く乗ると感じる高さに、椅子を調節したときの姿勢が良いでしょう。

腰かける位置は、上半身を自由に動かせるよう、椅子に浅めに腰かけることが多いです。

演奏中はイスを動かすことができません。

イスの位置をピアノと自分、両方に合わせられるよう、置き場所を整えてから弾き始めましょう。

理想とする弾き方と姿勢は、トラやネコのような動き

ピアノの姿勢というと直立不動の動かない姿勢を想像しがちですが、ピアノでは演奏中、動きっぱなしです。

そのため最近では、静止画を切り取ったような「正しい姿勢」というものは存在しないのではと考えられています。

指や手首、ひじを痛めたピアニストたちが、人間本来の持つ自然な動きを求めて、アレクサンダーテクニークやボディマッピングを、ピアノの弾き方に求めるようになってきました。

自分の手関節のマッピングについて、どこにどの関節や筋肉があるのか知ることが、ピアノ演奏において大事なこととなっています。

体を痛めず演奏できる理想の動きは、トラやネコが獲物に襲いかかるときのような、静かで無駄のない関節の動きです。

筋肉を使ったりゆるめたり、柔軟な手指、腕の使い方により、ピアノの鍵盤上で効率のよい動きになります。

ピアノの弾き方や姿勢を考える上で、ネコを飼っている人は、ネコのやわらかい関節の動きに注目してください。

ピアノに猫背は良くないですが、ネコのしなやかな動きは、ピアノの体の使い方を考える上でとても参考になります。

まとめ

ピアノの弾き方と姿勢について、3つの秘訣を紹介しました。

静止画のように座り方、構え方を書いた図をよく見かけますが、実際にピアノ演奏を初めていくと、その弾き方や姿勢に収まらない自分に悩む人もいるかと思います。

自分の関節や筋肉の位置(マッピング)を知ることにより、効率よく体を使えるようになります。

ネコを飼っている人は、ネコの動きと関節にも着目してみてください。







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