独学でピアノを弾いてみたい、または弾いていますという人はいませんか?
ピアノは踊りの「バレエ」同様、専門の先生に習わないと弾けない・・・と世間では思われています。
しかし鍵盤を押せば簡単に音が出ることから、どの鍵盤を押せばいいのかさえわかれば誰でも独学でもピアノは弾けるといえます。
この記事では独学で一年ピアノを弾いた場合、どのくらい弾けるようになるのか予想をシミュレーションしてみたいと思います。
目次
独学で一年「バイエル」を弾いてみた高校生Aさんの場合(女性)
Aさんは保育士志望の高校生、これから受験する大学は「保育科」です。
大学の授業にピアノがあることを心配し、高3の一年でピアノを独学することにしました。
センター試験の勉強もあるので、ほんの息抜き程度にしかピアノは弾けません。
大学の授業や保育士試験では、昔からある教材「バイエル」が出ることが多いと聞き、Aさんも「バイエル」を独学することにしました。
楽譜は大人用の薄い楽譜ではなく、子供が買うような分厚いテキストを2冊用意。
簡単な方(上巻)はスマホで音符の読み方を調べたので、すぐに弾けてしまいました。
2冊目で両手に入ってからは、しっかり時間をかけて練習しないと進まなくなってきました。
練習して2ヶ月、44番から60番くらいまで弾けたので「残りの40曲を10ヶ月で弾き終える」という目標を立てました。
1ヶ月に4曲、1週間に1曲弾ければ終わる計算です。
週の前半を片手練習、後半を両手練習にあてて、Aさんのバイエル練習はコツコツと進められていました。
両手ではまだ上手に弾けませんが、片手ずつ弾けるだけでも、大学の授業で有利なのではと思っています。
独学で一年「ショパンのワルツ10番」を弾いてみた会社員Bさんの場合(男性)
突然ショパンに目覚めた会社員Bさん。
バイエルなんて完全無視して、ショパンのワルツをいきなり練習し始めました。
楽譜はネットで買い、youtube動画を見まくり、演奏者の体の動き「くねくね」もしっかり取り入れます。
楽譜の音符はあまり読めませんが、耳で聞こえた音をピアノでさぐっていくと、だいたいどの音か問題なくわかります。
会社から帰宅すると真っ先に家の電子ピアノに向かうほど、熱心にピアノに取り組むBさん。
独学・・・というより毎日1時間はピアノで遊んでいたんじゃないかと思います。
楽譜通りに弾けてなくてピアノの専門家から見たらめちゃくちゃな演奏かもしれませんが、自分の奏でるピアノの音色に満足するBさんにはそんなことはどうでもいいのです。
途中で止まってもつっかえても、Bさんの楽しいピアノライフはまだまだ続きます。
独学で一年「バタフライ」を弾いている主婦Cさんの場合(女性)
親友の結婚式が1年後に決まった主婦のCさん。
前々から親友には、披露宴で「ピアノ演奏」をプレゼントしたいと考えていました。
親友は大のピアノファンなんです。
しかしCさんはピアノを習ったことがなく、独学でのピアノ学習。
吹奏楽部でトロンボーンを吹いていたので、右手、左手とも楽譜はかろうじて読めます。
ネットでヤマハの「ぷりんと楽譜」を出して、親友の好きな木村カエラさんの「バタフライ」を検索。
サンプル楽譜を見て「初級」「中級」で迷ったので、両方の楽譜を買いました。
「初級」で最初の半年練習してみて、ゆっくりなら両手でも弾けるようになってきました。
「中級」も片手ずつ丁寧に、練習を始めてみました。
もし親友の結婚式に間に合えば中級で弾いてみたいのですがちょっと難しくて、間に合わないかもしれません。
初級で当日弾いてもいいように、こちらの練習もずっと続けようと思っています。
独学でも楽譜さえ読めれば、だいたいそれらしく弾けています。
弾きにくいところはコッソリ音を減らしたりしていますが、聴いてる人にはバレないんじゃないかと思います。
Cさんは「バタフライ」中級の楽譜を参考に、初級の楽譜に自分で音を付け足して、元の楽譜より素敵に編曲しました。
結婚式当日、自分の技術レベルに合わせて作った手作り楽譜を元に、親友にピアノ演奏のお祝いプレゼントをしました。
まとめ
クラシックピアノは技術的にむずかしいので、独学で一年ではそれほど上達しないのが正直なところです。
しかし好きな曲一曲だけを楽しく弾きたい場合には、専門的に不正確な面があるかもですが、独学でもピアノは楽しく弾けます。
ポピュラーピアノはもっと取り組みやすく、独学で弾く人の方がむしろ音楽性が高かったりする場合をよく見かけます。
ピアノ練習に大切なのは「情熱」です。
練習時間がなかなか取れないかもしれませんが、熱心に励んでみてください。
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