ピアノ初級者の方向けの楽譜不要の基礎練習方法

初級ピアノのうちは楽譜も読まなきゃいけないし技術テクニックも上げていく必要があります。

「どちらか片方ならすぐできるのに」なんて思うこともありますよね。

この記事では初級の人に今すぐ試してみてほしい、楽譜不要の練習方法をいくつかご紹介します。

鍵盤を見るだけで弾けますので、ぜひテクニックとして身につけていただきたいと思います。

半音階を身につけよう!~初級ピアノのための練習方法~

ピアノを習い始めると、「ハ長調」「イ短調」など音階練習をたくさんやる機会が多いのですが、「半音階」は上りと下りの指を覚えるだけなので、本格的な音階練習をやる前でも可能です。

半音階をいきなり片手で弾くのは難しいので、まずは両手の好きな指を使って鍵盤1つずつ、上がっていきましょう。

どの指を使ったらいいか決められない人は、両手とも「2と3の指」を2つくっつけて使うと安定します。

「ド」の音から始まって「ド♯」「レ」「レ♯」「ミ」・・・と白鍵盤、黒鍵盤を半音階で弾いていきます。

ある程度上ったら、下る方の半音階も弾いてみましょう。

椅子に座ると弾きにくい場合は、立って歩きながら半音階を弾いても構いません。

両手で1鍵盤ずつの半音階に慣れたら、「右手だけ」の半音階に挑戦します。

コツは「ミ・ファ・ファ♯」で「1・2・3」の指を使うこと、「シ・ド・ド♯」でも同じく「1・2・3」の指を使います。

ほかの音は「黒鍵→白鍵」が「3→1」になるよう、指を当てていってください。

下りの半音階も「ファ♯・ファ・ミ」が「3・2・1」、「ド♯・ド・シ」も「3・2・1」の指使いになるようにします。

右手で半音階がスラスラ弾けたら、左手も左右対称になるような指使いを当てはめて、弾いてみてください。

いろんな3和音を弾いてみよう!~初級ピアノのための練習方法

「ピアノコードの勉強をしないと」と思っている初級者の人が多くいると思いますが、楽譜を使った勉強よりも鍵盤と耳だけでコードを覚えていく方が、理解が早まるかもしれません。

「C」(シー)は「ド・ミ・ソ」で、バス音「ド」は左手、「ミ・ソ」は右手で弾いて、音をしばらく伸ばしてください。

「F」(エフ)は「ファ・ラ・ド」で、バス音「ファ」は左手、「ラ・ド」は右手で弾いて、しばらく伸ばします。

「Gm」(ジーマイナー)は「ソ・シ♭・レ」、「G7」は「ソ・シ・レ・ファ」など、いろいろなコードを両手で分担して鳴らしてみるとよいでしょう。

コードネームの他に構成音が五線譜に書かれていると読むのが大変なので、カタカナで「ラ・ド♯・ミ」とメモした物の方が見やすいです。

弾き歌いしたい曲がある人は、コードネームと構成音(E♭ミ♭・ソ・シ等)をメモに書き写して、ピアノで和音を鳴らしながら声を出して歌うと、それだけで「弾き語り」の練習に移行できます。

24の音階を弾いてみよう!~初級ピアノのための練習方法

クラシックピアノの勉強では音階練習のあと和音の勉強をしますが、ポピュラーピアノでは和音のあとに音階の勉強をすることが多そうです。

24の音階でも「半音階」と同じように、楽譜不要で両手に分けて弾くことにより、指くぐしもしないで簡単に弾くことが可能です。

左手「4・3・2・1」右手「4・3・2・1」の指順で、左「ドレファ」右「ソファミレ」と弾いてみてください。

2~4回繰り返して、主音の「ドー」で終わるとハ長調の音階ができます。

次は「ド♯」から始めて、同じ指「4・3・2・1」の順で弾いていくと「嬰ハ長調」の音階ができます。

「嬰ハ」とは「ドのシャープ」という意味で、ドより半音高い黒鍵にあたります。

「嬰ハ長調」は左手「4・3・2・1」右手「4・3・2・1」の指順で左「ド♯レ♯ミ♯(ファと同音)ファ♯」右「ソ♯ファ♯ミ♯(ファと同音)レ♯」と弾きます。

指に馴染むまで、3~5回繰り返して弾くと安定してきます。

「ハ長調」「嬰ハ長調」の次は「ニ長調」です。

「レ」から始めて、同じように弾いてみてください。

始まりの主音を半音ずつ上げていって、「シ」まで行ったら終了です。

長調のほか短調もあるので、長調が終わったら短調でも行ってみてください。

楽譜を読まないので、軽い負担で音階を覚えることが可能になります。

まとめ

ピアノ初級者向けに、楽譜を使わない練習方法「半音階」「和音コード」「24の音階(長調のみ)」を書いてみました。

この基礎が身につくと、中級者入りも可能です。

曲練習の合間に、コツコツと続けてみてください。







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