忙しくて練習時間が取れず、困っている人はいませんか!?
ピアノ練習の効率アップをすれば、今までより短い時間や日数で上達していけるんです。
ただ何となくダラダラ弾くより、短時間でもパキパキ取り組んだ方が上達も早いんですよ。
この記事はピアノ講師の立場から、ピアノ練習の効率アップのために、今すぐできる3つの方法について解説していきます。
ピアノがない場所でも楽譜を読み込もう
オーケストラの指揮者のように、ピアノ演奏者は楽譜をていねいに読み込む必要があるんです。
ピアノは「楽器のオーケストラ」と呼ばれています。
たった一人で低音から高音まで、たくさんの音を自由自在にあやつるからです。
ピアノを弾く時しか楽譜を読まない人は、楽譜の細かな内容が頭に入ってきません。
長調から短調に変わったときにどんな風に移り変わったかなど、言葉で説明できるくらい音楽内容を理解する必要があります。
音楽内容をよく理解すると、短時間のピアノ練習でもメキメキ上達します。
身体だけで覚えるより、頭も使って覚えた方が早いのです。
ピアノがない場所でも楽譜を読み込み、本物でピアノ練習できる時間をフル活動して、効率アップしましょう。
和音コードを楽譜に書き込もう
メロディーやリズムは楽譜からすぐ覚えられる人が多いと思います。
しかし楽典という音楽のきまりを勉強しないと、和音の知識はなかなか身につきません。
楽譜から1つ1つの音符を「レ」「ファ#」「ラ」と読んでいると、読み取りに時間がかかってしまいます。
「D」(ディーまたはディーメジャー)というコードを知っていれば、1小節の音符に「レ」「ファ#」「ラ」がたくさん散りばめられていることがわかります。
楽典という音楽のきまりは、楽譜の中の和音を読み込むことで身につきます。
ポピュラー曲にはあらかじめコードネームが書かれてありますが、クラシック曲を弾く人もコードネームを書き入れましょう。
練習時間がグッと短く、効率良い練習がはかどるようになります。
曲の難所から先に手をつけて練習しよう
1曲をダラダラと通すだけの「通し弾き」練習は、効率が悪く上達が遅くなります。
もうすでに弾けるところは、練習でわざわざ弾く必要がないのです。
効率よくピアノ練習したい人は、弾けない所だけをピックアップして練習するようにしてください。
楽譜を読み慣れてくると、実際にピアノを弾く前から、曲の「難所」がわかるようになります。
たとえばショパンのバラード1番では、最後の激しい和音の所や、真ん中の音楽が盛り上がる和音の所が特に難しいです。
半音階、分散和音など、苦手な人がクリアすべき所もチラホラ出てきます。
自分にとって弾けない場所だけ練習することで、効率よくピアノが上達していけます。
まとめ
ピアノ練習の効率アップのために、今すぐできる3つの方法を紹介しました。
できない場所だけをくり返し行うピアノ練習は、正直あまり楽しいものではありません。
しかし「良薬口に苦し」という言葉通り、できない場所をしっかり乗り越えてこそ、効率よい上達につながります。
スポーツをした経験のある人は、苦しい走り込みや基礎トレーニングのことを思い出しながら、ピアノの基礎をつけていくようにしていってください。
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