ピアノが上手な人には特徴があって、その人たちに共通するヒントが3つあります。
このヒントは初級者、上級者問わず言えているものなので、初心者の人が取り入れることも可能です。
ピアノが上手な人たちにはどんな共通点があるのでしょうか。
この記事ではピアノ講師の立場から、ピアノが上手な人の特徴について、共通するヒント3選を解説していきます。
重力奏法が身についていて、無駄な力が入っていない
ピアノが上手な人の特徴のひとつに、重力奏法が初歩のうちから身についていることがあげられます。
短い曲でも音の少ない曲でも、腕の重みを上手に利用して、重力奏法で弾くことが大切です。
教則本がすすむにつれて、音域は広くなり、音の数も多くなりますが、曲の長さが長くなっても、体がやることは同じです。
腕の重みを上手に指先に伝え、無駄な力が入ることなく、ピアノを弾けるようにすると、初心者でも上級者でも上手なピアノに聞こえます。
上級者用の曲を弾いている人でも、無駄な力が入っていて汚い音で弾いている人は、ピアノが上手とは言えない状態です。
演奏される音楽に流れが生まれている
ピアノが上手な人の特徴のふたつめに、演奏される音楽に流れが生まれていることです。
これは先ほどの重力奏法とも関連していて、体の動きがよどみなく流れていれば、聞こえてくる音楽も川の流れのように自然に聞こえてくるということです。
体に力が入ったピアノ演奏は、演奏される音楽もとどこおっているように聞こえてしまいます。
指揮者がリズミカルに、ゆるやかに指揮をするように、流れのある音楽が生まれることが上手なピアノのヒントになります。
初級者のうちから音楽の流れを感じ取っていく必要があるのです。
ピアノの音色がきれいで和音の響きが整っている
重力奏法が上手くできている人のピアノの音色は、透き通っていてきれいな響きがします。
無駄のない動きで打鍵されているため、ピアノの音に「雑音」が混じらないのです。
重力奏法が下手な人のピアノの音は、濁って汚い音がします。
打鍵に無駄やよけいな動きが含まれるため、ぶつかるような音が混ざるのです。
ピアノが上手な人は重力奏法が身についているのが最大のヒントです。
また脳の命令を上手に指先に伝えられるため、和音の響きが整っているのもピアノが上手な人の特徴です。
ほんのわずかな音程ですが、ピアノの打鍵をコントロールすることにより、音程の微調整が可能です。
ピアノが上手な人は重力奏法を駆使して、一音ずつの音程を整えていきます。
その結果、和音の響きが整い、全体としてすっきりした音色を鳴らすことができるのです。
まとめ
ピアノが上手な人の特徴で、共通するヒント3選をお送りしました。
重力奏法が身についていること、音楽が流れていること、ピアノの音がきれいなことです。
この特徴は初級者から上級者まで当てはまることなので、読者のみなさんも今から実践できる内容です。
どのレベルにおいても上手なピアノ演奏ができるよう、重力奏法を身につけましょう。
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