ピアノの独学における運指ルールとは!?

ピアノを独学している人を最も悩ませるのが、1~5指の運指ルールがどうなるのか規則がハッキリしないことです。

運指についてルールがまとめられている本などは特に見かけたことがなく、各自がピアノ楽譜に書かれた指番号から学んでいくのが現状です。

クラシック曲の楽譜には運指が書いてありますが、ポピュラー曲には全く運指が書いてない場合も多いです。

この記事ではピアノ独学における運指のルールについて、ピアノ講師の立場から解説してみようと思います。

親指くぐし、親指かぶせを覚えよう

独学での運指は、ピアノの鍵盤を使う前に、机やテーブルの上でやってみましょう。

親指くぐし

両手の3指(中指)の指先をテーブルの上に乗せます。

両手の1指(親指)ですが、3指の下をくぐって内側にもぐらせたり、元の場所に戻したりします。

テーブルの上をトントンと、リズミカルにくぐしていき、親指を3指にくぐす練習をします。

3指でくぐせるようになったら、4指(薬指)でも同じように親指をくぐす練習をします。

親指かぶせ

3指、4指の下に親指をくぐす練習をしましたが、今度は3、4指を親指(1指)の上にかぶせる運指の練習をします。

両手の親指の指先をテーブルの上に乗せます。

両手の3指(中指)を親指の上をかぶせるようにして、3指の指先をテーブルまで届かせます。

親指をテーブルにつけたまま、3指をはじめの位置に戻します。

ふたたび両手の3指を親指の上にかぶせては元に戻し…という動作を繰り返します。

3指を親指の上にかぶせられたら、4指(薬指)でも同様にかぶせる練習をします。

テーブルの上で親指くぐし、親指かぶせをじゅうぶん行うと、ピアノの鍵盤にスムーズに移行できます。

1-2指は広く、2-5指は狭く取るのが原則

5本の指の構造は親指だけが他の指とちがっていて、手首から直接生えています。

親指の特徴は、太くて短いこと、動かせる範囲が広いけれど不器用なことです。

2-3指、3-4指は隣同士の指なので、それほど大きく広げることはできません。

しかし1-2指は親指の可動範囲が広いため、鍵盤を広い幅でつかむことが可能です。

独学でピアノの運指をおぼえる時、1-2指を広く取って、2-5指を広げなくて済むように取るようにしてください。

楽譜に指番号を書き足そう!

楽譜に書いてある指番号は、最低限の運指です。

2,3,4,5と弾くべきところに「2」しか書いてないのが一般的です。

「2」だけでは他の指がわからなくなってしまう場合には、残りの「3,4,5」も鉛筆で書き込んでしまいましょう。

指くぐし、指かぶせのある場合には、「1」「3」とくぐす指しか書いてない場合があります。

弾きながら運指を考えるのが苦痛な場合には、全部の音符に指番号を振ってしまっても構いません。

まとめ

独学の場合、まとまった運指の解説書がない場合には、楽譜に書かれた運指を通して運指のルールを覚えていくしか方法がありません。

運指の独学のコツは、数多くの曲を弾いて、経験から学ぶことです。

運指に慣れないうちは、楽譜に指番号を多めに書き込んでみてください。







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