ピアノを上手くなりたいけど、どのテクニックが欠けているか良くわからない人はいませんか?
ピアノでみんなが問題とするテクニックは、おおよそ決まっています。
手の構造上、ピアノの構造上、実現しにくいことがあるんです。
この記事ではピアノを上手くなりたい人が必須とする3つのテクニックを、ピアノ講師の立場から解説していきます。
オクターブ和音奏法~ピアノが上手くなりたい人のために~
手が小さい人が苦手とするのが「オクターブ奏法」「和音を含むオクターブ奏法」です。
親指ー小指、1-5でしかオクターブを押さえられない人は、1-4で押さえられるようになってください。
半年か1年くらい使っていると、1-4でも弾けてくると思います。
手が小さくて親指ー薬指、1-4が届かないと感じる人は、自分の指先の指先で、鍵盤の一番押さえやすいところをそっと押さえてみてください。
ピアノが上手くなりたいからといって、馬鹿力を出す必要はありません。
ピアノの鍵盤が上がってこない程度の、少ない重さで鍵盤を押さえていられればOKです。
すごく手の小さい日本人女性が、1-3で和音を取っているのを見かけたくらいです。
1-4でオクターブを押さえられない人は、押さえるのになれるだけで、ピアノが上手くなると思います。
同時に、オクターブの中に和音が入っていても、押さえてられるようにしましょう。
にごらないペダリング~ピアノが上手くなりたい人のために~
足ペダルが濁ると、ピアノがとても下手に聞こえてしまいます。
ピアノが上手くなりたい人は、にごらないペダリングを身につけましょう。
和音で練習するより、単音で身につけた方が早道です。
左右どちらの手でもいいので「1本指」で「ドー」「レー」「ミー」と伸ばしていきます。
ドとレはとなり同士の鍵盤で、ペダルがにごりやすいです。
レの音を弾く瞬間に足ペダルをバッと上げ、ゆっくり踏み込んでみてください。
次にミの音を弾く瞬間に足ペダルをバッとあげ、ゆっくり踏み込みます。
これを高いドまで続けていき、音がにごらなくなるよう踏み替えの練習をします。
とにかく速弾き~ピアノが上手くなりたい人のために~
ゆっくりなら上手く弾けるのに、速いところが出てくると苦手…という人も多いかと思います。
ピアノの場合、手指を素早く動かすにも「限度」というものがありますので、動きを無駄なく最小限にしながら、音の粒を細かくしていきましょう。
今の動きの半分の動かし方をすれば、2倍速いテンポで弾ける計算になります。
ピアニストの指はピアノの鍵盤にずっと吸い付いているかのように、無駄な動きがありません。
速く弾きたい場合には、手を速く動かすのでなく「細かな動き」で対応できるようになりましょう。
まとめ
オクターブ和音奏法、ペダリング、速弾き、3つのテクニックを紹介しました。
この中でも特に苦手としていることを集中的にやっつけることにより、ピアノが上手くなるのではと考えています。
今やっている曲の中でニガテを取り出してみてもいいですし、ニガテがつまった練習曲をやるのも効率よく上手くなる練習方法です。
あせらずコツコツ練習して、ひとつずつ解決していってください。
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