大人から始めるけどピアノを弾いてみたい、でもどんな曲集を選んだらいいのかわからない・・・なんて人も多いのではと思います。
楽譜ショップで見てみたけど「初めての~」と書かれた楽譜にピンと来なかった人もいるかもしれないですよね。
この記事ではピアノの導入教材について20年考え抜いた筆者おすすめの「大人におすすめの曲集5選」をご紹介したいと思います。
目次
音符の読み方がわかる導入教材「バイエル」上・下巻
「ピアノが日本に普及したのはバイエルという教材のおかげ」と言ってもいいくらい、日本では有名なピアノの導入教材です。
「バイエル」で楽譜の読み方をおぼえる時に、ピアノの真ん中から順番に覚えていきます。
低い音、高い音まで少しずつ進んで行くので、無理なく音符が読めるようになるんですよ。
「バイエル」は楽譜をコツコツと勉強したい大人に向いています。
全部で106番までありますが、大人は下巻にあたる44番から始めてよいでしょう。
保育士になる試験でも、バイエルが出題されているそうですよ。
指が動くようになる教材「バーナムピアノテクニック」1~4巻
ピアノの先生の間で「バーナム」と呼ばている教材は、指がよく動くようになる教材です。
「ドレミファソファミレド」「ドミソドソミド」など読みやすい音符で書かれていて、ピアノの鍵盤上で手や指をどう使って行ったらよいのか実践できる曲集です。
ミニブック、導入書、1~4巻の順でむずかしくなっていきます。
紫のミニブック、オレンジの導入書は手の小さい子供向けなので、初心者の大人が買うのはピンク色の1巻から始めても大丈夫です。
音楽のわかる大人におすすめ「トンプソン現代ピアノ教本」1~5巻
ピアノを習いに行くと「指練習の本」「練習曲」「タイトルのついた曲」とおよそ3種類の教材を練習することになりますが、「トンプソンピアノ教本」は「練習曲」「タイトルのついた曲」の2つを1冊でまかなえるお得な教材です。
1曲ごとに「この曲の練習の意味」「この曲のタイトルの意味するもの」がしっかり書かれている本なので、音楽のわかる大人におすすめできる教材なんです。
1~5巻と進めていくと、時々有名な曲が出てくるのもこの導入教材のよいところです。
上の「バーナム」と合わせて使うとピアノが上達します。
吹奏楽、合唱の経験者に「ブルグミュラー25の練習曲」
ト音記号、ヘ音記号が少し読める人は「ブルグミュラー25の練習曲」に挑戦してみましょう。
バイエルと同じくらい日本で有名なピアノ導入教材です。
五線譜からはみ出して高さの読めない音や音楽表現のことば(dolce「優しく」など)はインターネットや本で調べながら練習します。
25曲弾き終えるころには両手でいろんな曲が弾けるようになっていることでしょう。
24種類の全調が学べる「ギロッグ叙情小曲集」
「ギロッグ叙情小曲集」はショパン、バッハなど本格的なクラシックピアノの導入教材としてピアノの先生がよく使っています。
小学生からピアノを始めたお子さんがピアノを習い続けて、中学生くらいになると弾く程度のむずかしさです。
この教材の特色ですがハ長調、イ短調・・・と24種類ある「すべての調」が載っているので、楽譜が大変よく読めるようになります。
どの曲も素敵なタイトルがついていて、「人魚の歌」「秋のスケッチ」など大人の経験者に人気があります。
まとめ
大人におすすめピアノの導入教材5選、いかがでしたか?
以前は楽器専門店に行かないとピアノ楽譜が買えませんでしたが、今はアマゾンなどインターネット通販で買えるようになりました。
便利な時代になりましたよね。
今回おすすめした導入教材は、最初のものが簡単で下の方のはむずかしくなっています。
楽譜や音楽経験に合わせて、好みに合った教材を選んでみてくださいね。
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