ピアノにやっと向かってくれたと思ったら、すぐに飽きて練習をやめてしまうお子さんが多いですよね。
せっかく習わせているのだから、上手く弾けるようになるまで根気強く練習してもらいたいところです。
どうしたら飽きさせることなく子供がピアノ練習できるのでしょうか。
この記事ではピアノの練習方法で子供を飽きさせない3つの秘訣について、ピアノ講師の立場から説明していきます。
むずかしい所だけ2倍~3倍やるよう子供に指示する
1段の曲なら1か所、2段の曲なら2か所くらい、弾きにくくてむずかしい部分があると思います。
指のポジション移動があったり、音程が高く(低く)飛ぶなど、音符を読むのに時間がかかる場合です。
子供のピアノがどこでつっかえるか、3回くらい通し弾きさせてチェックしてみてください。
2~3回つっかえた場所を「むずかしい所」として、えんぴつで四角く囲ってしまいましょう。
通し練習の前に「むずかしい所」だけの練習を2倍~3倍、多めに行う練習方法を紹介します。
必ず「むずかしい所」を1~2回弾いてから、通し弾きをするようにします。
この弾き方で2~3回むずかしい所と通し弾きを繰り返すと、「むずかしい所」をより多い回数で練習できます。
むずかしい所だけを数多く練習する方法により、つっかえる原因が直ってきます。
つっかえずに弾けるようになるため、モチベーションを保ったまま練習できるようになります。
タイマーを使ったメリハリのある練習方法
子供はタイマーを使った練習方法が大好きです。
ピアノだけでなく漢字練習、計算にも取り入れてみてください。
「10分練習する」と決めたら、タイマーを10分にセットして、タイマーが鳴るまで練習に集中します。
小さい子供が練習する曲は短いので、10分もあれば何回も繰り返してできる練習方法です。
タイマーの音で気持ちを切り替える習慣をつけると、ピアノも勉強も根気よく続けられるようになります。
100均のタイマーやスマホのタイマー機能でじゅうぶんです。
遊び感覚でタイマーをピアノ練習方法に使ってみてください。
今日のおやつをごほうびに練習をさせる方法
「この段を間違えないで3回弾けるようになったら、今日のおやつを食べる」などのちょっとしたごほうびをあげると、集中力不足の子供には効果があります。
クリスマスや誕生日のような大きなプレゼントでなくても、「今日のおやつ」という毎日子供に食べさせているものでさえ、子供には立派なごほうびとなります。
どうせ子供に食べさせるおやつ、ピアノの練習のネタになってくれたら一石二鳥ですよね。
おやつでつるなんて…と抵抗ある人は、習い始めや上達へのスランプが出たときの特効薬として、この方法も頭に隅に置いていてください。
まとめ
ピアノ練習で子供を飽きさせない3つの秘訣を説明しました。
大人のちょっとした工夫で子供はピアノ練習を飽きずに続けてくれます。
毎日コツコツが上達への道のりなので、マンネリにならないよう手を変え品を変えて練習させてみてください。
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