ピアノが独学でうまくなる練習方法ベスト3を紹介します。
ショパンの幻想即興曲やバラード1番など、クラシック曲はテクニック的に困難ですが、人気のポピュラー曲の楽譜を買って、youtubeを参考に弾くくらいなら、独学でも可能です。
メロディーをもともと知っている曲なら、あとは伴奏部分をマスターすればよいからです。
この記事ではピアノ講師の立場から、ピアノが独学でうまくなる練習方法ベスト3を紹介したいと思います。
第1位、和音移動の練習
独学でピアノを学ぶ人がつまずきやすい理由のひとつに、和音を弾くことのむずかしさがあげられます。
1本指で1音ずつなら弾けるのに、一度に2つ以上の音を弾かないといけないことに、とまどう人も多いのではと思います。
ところが手の仕組みから行くと、1本の指で1つだけの鍵盤を押さえるよりも、2本3本の指で2つ、3つの鍵盤を押さえる方が、ピアノではやりやすのです。
私たちは2本の足で地面に立っていますが、片足で立つよりも2本の両足で立った方が、体重が分散されて楽ですよね。
右手(左手)の5本の指先をテーブルの上に乗せてみて、そのあと人差し(または中指)1本だけ残して、あとはテーブルから上げてしまってください。
5本の指で乗せた時の方が楽でしたよね?
より多くの指で乗せた方がラクな性質を利用して、和音の移動練習を行います。
1.テーブルの上に右手の親指、小指を乗せ、2本の指先で立ってください
2.「ポン、ポン、ポン」と軽やかに、右へ左へと移動させます
3.左手の親指、小指も同じように、右へ左へ軽やかに、移動させてください。
実際にピアノの鍵盤を弾くときにも、この練習方法で和音移動をするとスムーズです。
第2位、跳躍移動の練習
ピアノの独学がうまくなるためには、低いドから高いドなど、鍵盤の遠い場所まで指先を移動させる「跳躍移動」ができると便利です。
この練習方法もピアノの鍵盤を使う前に、家庭のテーブルの上で行うとわかりやすいです。
ピアノの鍵盤の「底」をテーブルに見立てて、テーブル上で練習してみましょう。
1.左手の小指、親指の指先で「低いド」「高いド」を弾いているつもりになり、跳躍練習をします
2.ボールがはずむように、手全体がかろやかになるよう移動します
3.右手の小指、親指でも同じように跳躍練習します。上腕の力を抜くように心がけましょう。
第3位、リズム打ちの練習
人気のポピュラー曲では、小節のあたまに前小節から「タイ」がかかっていて、音がつながっているリズムが多いです。
楽譜とyoutubeだけでどう弾いたらいいのか、わからない場合も出てきます。
ピアノから離れて、テーブル上でリズム打ちの練習を行うとピアノがうまくなります。
1.左手はメトロノームのように、一定のテンポで拍を打っていきます
2.右手(または左手)で片手ずつ、楽譜のわからない所のテンポをたたいていきます
3.ゆっくり正確にたたけるようになったら、テンポを上げ、左手の拍もはずします
まとめ
ピアノが独学でうまくなる練習方法ベスト3を紹介しました。
楽譜とyoutube動画の情報をなんとか頼りに、見よう見まねで弾いていけると思います。
片手ずつ丁寧に弾いて、両手で合わせられそうなところから少しずつ合わせて、曲を完成させていってください。
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