ピアノの16分音符!弾き方はどうする?3つのヒントとは

ピアノで16分音符が出てきて、困っている人はいませんか?

「こんなに素早く指が動かない」と思ってしまいますよね。

ピアノの16分音符を弾くには、ちょっとしたコツがあるのです。

この記事ではピアノ講師の立場から、ピアノの16分音符の弾き方はどうしたらいいのか、3つのヒントを紹介します。

16分音符を弾く時の原則は1回の落下で4つ弾きましょう

16分音符は、1拍の中に4つも音を入れるのが正しい弾き方です。

4つ音を弾く時、4回とも手を上下させていると、16分音符が弾けなくなります。

「1回」の手の落下に、4つの音を入れられるようになってください。

ピアノの鍵盤を離れて、テーブルの上で実践してみます。

1.白い紙に直径6cm,3cmの「丸」を入れ子にして油性ペンで書き、その中心に直径5mmの「黒丸」をかきます。

2.紙の不要部分をはさみで切り、セロテープでテーブルの上に貼り付けます。

3.直径5mmの「黒丸」めがけて、右手を自由落下させます。

「4,3,2,1」の指順(薬指~親指)で、指先を一瞬だけ「黒丸」に触れるようにします。

これはピアノ鍵盤における「連打」の弾き方です。

はじめは薬指が黒丸より右にあたったり、人差し指や親指が黒丸より左側にずれてしまうと思います。

コツは、右手全体や右腕全体を右方向にスライドさせると、指先が「黒丸」に命中します。

弾く指の位置が4本ともちがうので、それに合わせて右手と右腕をずらすのです。

この4本指連打が1回の落下で4回「黒丸」にぶれずに当たると、ピアノの16分音符が弾けるようになります。

重心移動がどちらに向かうのか16分音符の音型から考えましょう

最も弾きにくい「連打」で16分音符の弾き方を紹介しましたが、実際に弾きたい16分音符の形は、曲の中でさまざまな形をしています。

ピアノ演奏は長い音符が続いても細かい音符が多くても、だいたい1拍に1回、手を落下させていくことで、弾き続けることができてきます。

次の音に向かうとき、右なのか左なのか、距離はどのくらい遠いのか、常に先の音とセットにしながら、現在弾く音のことを考えて弾いていきます。

重心移動がどちらに向かうのか16分音符を4音のセットで考えると、弾き方のヒントが見つかる場合が多いです。

音粒を細かくしていけることがピアノの上達につながります

初級のピアノ曲では4分音符など音の粒が大きく、上級曲になればなるほど16分音符が増え、音の粒が細かくなっていきます。

この細かい音の粒を自分の手でどう扱っていったら良いのかわかってくると、ピアノの上達につながります。

例えばショパンの幻想即興曲では、右手は16分音符の連続ですよね。

1拍に4つずつ16分音符が入っていますが、その4つのまとまりをどう自分の手で扱うか、角度やつかみ方を工夫すると楽に弾けるようになります。

スキーヤーが凹凸のある雪面を転ばずに滑り降りる様子をイメージすると、ピアノの弾き方に生かせます。

まとめ

ピアノの16分音符を1音ずつ弾こうとすると、いつまでも弾けるようにはなりません。

基本1拍ずつ、4音まとめて扱える弾き方を覚えましょう。

手を1拍ずつ落下させてみて、手の収まりが良くなる位置を、鍵盤上で探してみてください。







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