ピアノが上手な子供は、どんなレッスンを受けているのでしょうか。
大人顔負けの難しい曲、長時間の家庭練習、スパルタ教育のイメージを持つ人も多いのではと思います。
音楽大学にお子さんを進学させている知り合いが複数いて、どんなピアノレッスンを受けているのか話を聞かせてもらうことも多いんです。
この記事ではピアノ講師の立場から、ピアノが上手になる方法で、子供のレッスン3つのヒントを解説していきます。
自宅のグランドピアノは大きなおもちゃという家庭
もう中学生になり本格的ピアノ曲を弾くほど大きく成長した子供ですが、「自宅のグランドピアノは大きなおもちゃ」という認識の家庭がありました。
ピアノで練習しているのではなく、きれいな音を出して遊んでいる感覚ですね。
グランドピアノは子供のために買い与えたのではなく、お母さんが弾くために元々自宅に置いてあったようでした。
リストのハンガリー狂詩曲、ショパン練習曲など、本格クラシックを弾きこなすお母さんです。
足ペダルがついていないキーボードは、楽器でなくおもちゃとして扱うのはよくあることですが、本物のグランドピアノを「おもちゃ」と言ってのけるところに、ピアノを親子で続けられる心のゆとりを感じます。
「練習」だと思うとつまらないですが、ピアノを弾くのはあくまで「遊び」。
学校の勉強をする息抜きにピアノを弾いているという感覚の子供でした。
コンクール入賞、音大進学が当然の門下に習っている
子供が一流音大のピアノ科に進学した家庭ですが、コンクール入賞、音大進学が当然の先生のところに、門下生として習わせている人がいました。
この家庭のお母さんはピアノは少ししか弾けず、知り合いのつてをたどって、子供にとって「最高の先生」を探し出しました。
月謝は当然高額ですし、自宅から遠い先生のところです。
お金も時間もかかっていますが、それだけの犠牲を払ったので、当然子供のピアノの腕はメキメキ上達していきました。
先輩はコンクール入賞者ばかり、門下生の大半が音大に進学する環境です。
「ここまでできない」と思う人も多いと思いますが、ピアノの上達は親が子供にかけたお金・時間に比例します。
日々の自宅練習よりピアノコンクール遠征が大変
上の2人の子供や親御さんが大変だったのは、日々の自宅練習よりもピアノコンクール出演、遠征だったようです。
日々の自宅練習は、大変のうちに入らないということですね。
年間スケジュールには、本格ホールでのピアノ発表会やコンクールが目白押し。
「プラン、実行、評価、改善」とPDCAの自己反省を繰り返し、1年1年ピアノの腕にますます磨きがかかります。
ピアノの先生宅が家から遠いケース、ピアノコンクール会場まで遠征が必要なケースも出て来ます。
その度、親子で泊まり込み、付き添いも。
子供は学校への通学をしながら、親は仕事の合間を縫っての遠征サポートです。
家を空けてコンクールに出ることに比べたら、自宅練習の大変さは他人に語るほどの大変さではないのです。
まとめ
ピアノが上手になる方法で、本当に上手な子が受けているレッスン3つのヒントを紹介しました。
PTNAピアノコンクールの入賞者動画がアップされていますが、小さな子供なのに「ため息」が出るほど上手ですよね。
あそこまで上達させるのは一般人にはなかなか難しいですが、半分でも真似して取り入れていくと上達に効果があります。
「好きこそものの上手なれ」という言葉通りです。
子供のピアノ上達を目指したい人はぜひ参考にしてみてください。
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