ピアノ教育は子供が幼い方がいいと言われていて、幼児でも習わせたいと考えている人も多いです。
幼児はまだ手が小さく、楽譜を読む力もついていないため、何を学ばせたらよいか困っている人もいるのではないでしょうか。
この記事ではピアノの練習方法について、幼児でもできる3つの秘訣について、ピアノ講師の立場から解説していこうと思います。
鍵盤をつかんで楽器を鳴らすコツをつかみましょう
手の小さい幼児でもできる練習として「鍵盤をつかむ」「楽器を鳴らすコツをつかむ」方法があげられます。
にぎりこぶしを作ったり、手のひらや腕で鍵盤を押して音を鳴らす「クラスター」というピアノ奏法があります。
不協和音が鳴るためあまり良い響きではありませんが、複数の鍵盤をまとめて押すことにより、ピアノという楽器を鳴らすコツを幼児でもつかむことが可能です。
低い音、中くらいの音、高い音、いろんな音域や白鍵盤、黒鍵盤などいろんな場所で、楽器を鳴らすコツを教えてあげてみてください。
2,3本の指で1つの鍵盤を弾く練習方法
となり同士の音をまとめて弾く「クラスター」ではどうしても音がにごるため、濁らない響きでピアノを弾く必要も出てきます。
幼児の場合、1本の指で1つの鍵盤を押さえつづけるのが、負担になってきます。
「人差し指と中指」「中指と親指」など、2,3本の指を使って1つの鍵盤を押さえると、小さくてか細い幼児の指にはちょうどよいです。
たとえば大人が足ペダルを踏んであげて、「どみそどみそ」と和音で上がっていくと、幼児でもピアノの音をにごらせないままキレイな和音を楽しめます。
1本指で鍵盤を弾くのがつらそうな時には、2,3本にまとめて指を太くして弾くよう、アドバイスしてあげてください。
リズム、音譜を読むリトミック練習方法
ピアノ鍵盤で音を出すことの他に、音の長さを知ったり、ドレミが読めるようになることが、ピアノを弾く上では重要です。
幼児の理解力に合わせた範囲で、楽譜や音符の「読み書き」も一緒に、教えていくとよいでしょう。
数字の「1,2,3」ひらがなの「あいうえお」と同じように、読みやすいドレミ、わかりやすい四分音符、二分音符から教えていきます。
ドレミの高さと、四分音符の長さを別々に学ぶことにより、幼児への負担が軽くなります。
直接ピアノをさわらない練習方法ですが、楽譜の読み書きは実技と同じくらい大切なので、ぜひリトミック練習方法を取り入れてみてください。
まとめ
幼児の練習方法では、大きなお子さんと違い、いきなり楽譜を読みながらソロ曲を弾かせない方がいい場合があります。
ピアノのむずかしさを分解することによって、鍵盤のさわり方、リズム、音の高さ、楽譜の読み方など、個別に学んでいけます。
音楽の楽しさに水をささない方法を探しながら、幼児に少しずつピアノの素養を身につけていってもらいたいと考えています。
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