「ピアノを弾いてみようかな」と思い始めた人の中の多くは、まず簡単に弾ける1曲だけ決めたいのではと思います。
基礎の基礎を学びながら、レパートリーが1曲増えたらうれしいですよね。
この記事では、初心者でも簡単テクニックで弾けるピアノ曲を、3つ紹介させていただきます。
目次
ストリーボック作曲「すみれ」~ピアノ初心者でも弾ける簡単テクニック~
細かい音型が出てこなくて、手や指をポンポン、鍵盤の上に落としていけば弾ける曲なので、1曲目に選んでみました。
小学校中学年~高学年くらいのお子さんが取り組む曲なので、日本語学習で小学校後半くらいの作文力を想像すると、「すみれ」の難易度が想像できると思います。
この曲での難所をいくつか挙げてみると
・右手オクターブ奏法
大人初心者の場合は、子供より手のサイズが大きいため、鍵盤に指先が乗せるのは子供よりも簡単にできてしまいます。
打鍵の瞬間以外は緊張をゆるめて弾くとよいでしょう
・3拍子
3拍子、ワルツという踊りの曲ですが、拍子の難しさは動画や音源を聴いて解決しましょう。
聴きながら一緒に弾く、楽譜の拍を数えるなどで対応します。
エステン作曲「お人形の夢と目覚め」~ピアノ初心者でも弾ける簡単テクニック~
ハ長調の音階練習が完了したら取り組める曲です。
曲の最後がト長調になるため、ト長調の音階もついでに学ぶとよいでしょう。
曲は途中の転調をのぞいて原則ハ長調のため、音符は読みやすいと思います。
読むだけ読んだら、軽やかなテンポで弾けるように練習します。
この曲での難所は
・右手3度重音。バラバラにならないよう丁寧にそろえます。
・左手の2分音符。保持音。浮いて来ないよう指先で止めておきます。
・右手の速い音。重力奏法を利用し、1小節に1回落下させるタイミングで、小節内の音をみんな弾き切れるようにします。
サティ作曲「ジムノペディ」~ピアノ初心者でも弾ける簡単テクニック~
この曲は手の難しさはありませんが、和音の響きや種類がわからなくなりがちです。
1つ1つの音をしっかり読み、できればコードネームも調べ、置きやすい指使いを記入して弾いていきましょう。
この曲でむずかしいところは
・ダンパーペダル。右足で踏みます。和音が濁らないように踏み替えます。
・内声の和音。左手で取りきれない所は、右手の親指で1音だけ拾ってあげます。
まとめ
初心者のうちは、ピアノ曲の中にある音型や和音から、さまざまな弾き方を学んでいきます。
タイプの違うこの3つの曲が弾けるようになると、少し難易度の上がった別の3曲に挑戦していけます。
この3曲はピアノ初心者の皆さんはいつでも弾けるように、レパートリーとして持っておきましょう。
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