ピアノが練習できないとき、誰でもできる3つの解決方法!

旅行や出張で自宅のピアノにさわれない時など、ピアノの練習できないときは誰にでもありますよね。

自宅に居られるのに、テスト勉強や持ち帰りの仕事で練習できない場合もあります。

そんな時に、誰でもどこでもできる解決方法があったら便利ですよね。

この記事ではピアノ講師の立場から、ピアノが練習できないとき、誰でもできる3つの解決方法を解説します。

ものをつかむ動作で筋力を落とさないようにします

鍵盤を使ってピアノを弾く動作は、物をつかんだり、はさみ持ったりする時の動作と共通点が多いです。

ピアノを弾く時間がじゅうぶんに取れない時には、片手ずつ小さな物をつかんだり、はさみ持ったりする時の動作で、筋力を維持しましょう。

身の回りにある物なんでも良く、例えば机上にある物で使える物は、円柱型の小さいリップクリーム、修正テープです。

円柱型の小さいリップクリームを、右手の親指、小指または薬指ではさみ持ち、やわらかく手首を上下させたり、ゆるやかに回したりします。

ピアノを弾く時に多用する動作を、ピアノの鍵盤がない所で練習できます。

リップクリームは7cm幅ですので、はさみ持つのには少々コツが必要です。

たとえば13cm長の削った鉛筆では、さらに手首を回すのが難しくなります。

5~6cm幅の修正テープは幅が狭いため、もう少し簡単に手首を動かすことができます。

身近にある物を利用して、指先と指先ではさみこみ、手首をやわらかく動かしてみてください。

テーブルの上に置いたハンカチやタオルを、たぐり寄せるような動作も、ピアノを弾く時によく使います。

手の平の中が気球のように、ふわっと上に登っていくのを感じながら、たぐり寄せてみてください。

楽譜を丹念に読みこみましょう

楽器が手元になくてピアノ練習できないときには、楽譜を丹念に読み込みましょう。

楽譜の情報をすばやく読み取り、読み上げることさえできれば、手指や体は自然とついてくるものです。

社会人でピアノ練習の時間が取れない人は、電車など移動時間で、楽譜のコピーを読み込む人が多いです。

ピアノがない場所で、楽譜のメロディーを心で歌い、バス音を歌い、内声部分も読み取っていきます。

国語の教科書での音読、黙読があるように、音楽の楽譜にも音読、黙読があります。

楽譜を声に出して歌ったり、声に出さずに歌うことが、音楽への理解につながります。

ピアノという楽器が手元になくても、弾くべき曲を読み取ることは可能なのです。

ピアノ演奏は全ての学問や運動に通じています

ピアノ練習できないとき、手指の筋トレをする時間もない、楽譜を読んだり黙読する時間もない場面もしばしば起こると思います。

そんな時はピアノのことよりも、「今やるべきこと」に集中してください。

今やるべきことがピアノに直接関係ないことでも、必ずそれはピアノに生きてきます。

例えば、仕事に期限やノルマがあり、ものすごく忙しい時。

集中力、判断力、決断力が、仕事の達成と共に高まりますよね。

この力は、ピアノを弾く上でとても大きな力となります。

ピアノなど楽譜に書かれた弾きべき音を、鍵盤1つずつ下げていけば音は鳴ります。

そのくらいピアノ演奏とは単純明解で、誰にでも可能なことです。

スポーツでも勉強でも仕事でも、各分野での能力が高まれば、ピアノの演奏能力も高まります。

楽譜の情報収集ができ、ピアノ鍵盤の情報処理ができるよう、いろんな活動を通して、自分自身の基礎能力をパワーアップさせましょう。

まとめ

ピアノの演奏は、自転車こぎに似ていて、一度のれるようになれば、一生乗ることが可能です。

脚の筋力がおとろえると自転車をこげませんが、ピアノで必要な手の筋力は、日常的に物を持つ力でじゅうぶん足ります。

手に小さな文具をはさみ持ったり、小玉スイカやメロンなどを抱え持つような動作を、生活の中に意識して取り入れてみましょう。

ピアノ練習できないとき、日数が少々空いてしまっても、今までと変わらず弾けるのではと思います。







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