ピアノの音符が少しずつ読めるようになってきたけれど、鍵盤と指をどうしたらいいかわからない人はいませんか!?
ピアノ演奏は「ド・ミ」など押すべき鍵盤さえきちんと押せれば、誰でも弾けるんです。
「ファ#をタッチしたいのに鍵盤の場所がわからない」そんな時によい方法があります。
この記事ではピアノの鍵盤と指の位置を一致されていく方法を、ピアノ講師の立場から解説していきます。
いろおんぷのシステムを使ってみよう
いろおんぷ(色音符)とは、たなかすみこ先生がピアノ業界に提案したピアノの練習方法です。
「ドは赤、レはオレンジ、ミは黄色…」と、ドレミファソラシに1つずつ「色」をつけていきます。
楽譜の音符に「色」をつけてしまい、ピアノの鍵盤にも同じ色のシールを貼っていきます。
ドの鍵盤には赤いシール、レの鍵盤にはオレンジのシール…という具合です。
楽譜を「ソ」「レ#」と読みことも大切ではありますが、鍵盤と指の一致に頭を使いすぎてしまいます。
「赤い音符」は「赤い鍵盤」と、色で一致させることにより、スラスラとピアノを弾いていける仕組みです。
ピアノ上級者になり音数が多くなると、色だけでは対応できなくなります。
しかし初心者にとっては、鍵盤と指の位置を一致させてくれる「効果的な方法」です。
自分の楽譜を「いろおんぷ」楽譜にしてみよう
小さなお子さん向けに「いろおんぷ」で書かれた楽譜が出版されています。
でも大人の弾きたい曲は「かえるのうた」「メリーさんのひつじ」ではないですよね。
ご自分の弾きたい曲の楽譜を入手し、自分の楽譜を「いろおんぷ」に改造してしまいましょう。
色はたなかすみこ先生のを導入してもいいですし、ご自身で「ドは赤、レはみどり」など好きに決めてしまってかまいません。
「ドレミファソラシ」すべての音名に、7色の色をあてはめましょう。
楽譜のコピーをとり、色鉛筆や水性ペン、色マーカーなどで、音符別に色をつけていきます。
ピアノ鍵盤に貼り付けるシールも、7色ぶん用意します。
鍵盤の真ん中「ドレミファソラシ」に貼り付けるほか、左手エリア、右手の高音エリアにも貼り付けてしまいましょう。
「ド」「ファ」といちいち音符をよむことなく、「赤」「オレンジ」と色オンリーで、鍵盤と指の位置を一致させていけます。
シャープ、フラットの黒鍵盤はシールなしで
7つの色を用意することで、ピアノの白鍵盤では指の一致ができてきます。
問題はシャープ、フラット「黒鍵盤」の扱いです。
レのシャープ(#)・レのフラット(♭)と、2つの黒鍵盤で説明します。
レのシャープは、レ「右ななめ上」の鍵盤です。
レのフラットは、レ「左ななめ上」の鍵盤です。
シャープは少し高い音がしますし、フラットは少し低い音がします。
レの鍵盤で指の位置を探したあと、シャープなら右上、フラットなら左上の黒鍵盤を弾いていきます。
シャープやフラットにだけ、ボールペンで「赤丸」をつけて見やすくする方法もありますよ。
まとめ
ピアノの鍵盤と指の位置を一致される方法で、いろおんぷを使ったやり方を紹介しました。
ピアノでは「弾くべき鍵盤」「指の一致」が、弾ける・弾けないのすべてです。
「色」という視覚情報を利用して、鍵盤と指の位置を一致させやすくしてみましょう。
色の種類は、たなかすみこ先生と同じにしても、自分で決めてもだいじょうぶです。
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