ピアノが上達する音楽理論とは!?音階と和音のコツ

ピアノが上達するのに音楽理論が必要だと言われています。

専門的な知識ではありますが、ある程度までは本やインターネットでの独学が可能です。

音楽理論の初歩で、24の音階と主要3和音を知っていると、ピアノが上達しやすくなります。

この記事ではピアノ講師の立場から、ピアノが上達する音楽理論である、24の音階と主要3和音のことを解説したいと思います。

ピアノが上達する音楽理論、12の長音階とは?

12の長音階のうち最もなじみ深い音階は、ハ長調「ドレミファソラシド」です。

ピアノの白鍵盤だけで弾けるため、親指くぐしで最初に覚える人も多いと思います。

黒鍵盤の入った音階も、少しずつ覚えていきましょう。

黒鍵は「ファ、ド、ソ、レ、ラ、ミ、シ」の順に増えていきます。

「ファ」が黒鍵の長音階は、ト長調「ソラシドレミファ#ソ」です。

「ファとド」が黒鍵の長音階は、ニ長調「レミファ#ソラシド#レ」です。

「ファとドとソ」が黒鍵の長音階は、イ長調「ラシド#レミファ#ソ#ラ」です。

ハ長調のハ(ドの音)、ト(ソ)、ニ(レ)、イ(ラ)には規則性があって、「ド・ソ・レ・ラ・・・」とピアノの鍵盤で5度ずつ上がっていきます(元の音を含めて5鍵盤分)。

「ド・ソ・レ・ラ・ミ・シ・ファ#・ド#・ソ#・レ#(ミ♭)・ラ#(シ♭)・ファ」を始まりの音とする、全部で12種類の「長音階」があります。

ピアノのどの鍵盤の音から弾き始めても長音階になるよう、構成音を覚えておきましょう。

ピアノが上達する音楽理論、12の短音階とは?

長音階は明るい響きの音階ですが、短音階とは悲しい響きのする音階です。

短音階はイ短調「ラシドレミファソ#ラ」からスタートします。

短音階の場合、「ソ#」のように、最後から2番目の音を半音高くする場合が多いです。

主音「ラ」を導くための「導音」(どうおん)と呼ばれる音なので、この用語も覚えておきましょう。

短音階も始まりの音が5度ずつ上がって、12種類あります。

イ短調のイ(ラの音)、ホ短調のホ(ミ)、ロ短調のロ(シ)・・・と続きます。

「ラ・ミ・シ・ファ#・ド#・ソ#・レ#(ミ♭)・ラ#(シ♭)・ファ・ド・ソ・レ」の順で、12種類の短音階があります。

最後から2つ目の音「導音」を半音高くして、ピアノで弾けるようにしましょう。

ピアノが上達する音楽理論、主要3和音とは?

ドから始まる主要3和音は、「ドミソ」「ドミ♭ソ」「ドミ♭ソ♭」「ドミソ#」の4種類があります。

この4種類は順に「長和音」「短和音」「減和音」「増和音」という名前がついています。

音階と同じように、どの音からも4種類の主要3和音を作ることができます。

音楽理論の基礎がピアノの鍵盤で学べますので、いろんな音を出発点にして4種類の主要3和音を作ってみてください。

まとめ

12の長音階、12の短音階、主要3和音について解説しました。

高校で学ぶレベルの音楽理論のため、義務教育の内容よりは少々高度になっています。

音階や和音の仕組みがわかると、楽譜や音楽の理解がグンと楽になります。

ピアノの上達のために、音楽理論についても少しずつ取り組めるようにしてみてください。







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