この記事では、ピアノの上達スピードを早めるための3つのヒントを紹介します。
何年かピアノを弾いていると、上達スピードの早い人と遅い人が出てきます。
上達スピードの早い人には、どのような特徴があるのでしょうか?
ピアノの上達スピードの早める3つのヒントを、ピアノ講師の立場から解説していきたいと思います。
和音コードの知識をつける
ピアノの上達スピードが早い人は、和音コードの知識が体に染み付いています。
ギターや吹奏楽など他の楽器で和音の知識のある人は、ピアノ上達も早いです。
楽譜にある音符を1つ1つ「ファ」「ド」「ラ」と読んでいると、時間がかかってしまいますよね。
「ファ」「ド」「ラ」の音符を見たときに「F」エフコードだとピンとくる人は、ピアノの上達スピードが早いです。
ピアノ用の五線譜では、1小節に1つ、または2つの和音コードが使われています。
五線譜上の音符だけでなく、上に書いてある和音コードが読めると、Fの構成音「ファ、ド、ラ」があらかじめわかるため、五線譜を読むスピードが圧倒的に上がります。
和音コードの知識をつけることは、ピアノの上達スピードを上げる第一歩となります。
音符を読むスピードを上げる
和音コードを知り読譜スピードを上げる方法を述べましたが、1つ1つの音符の玉を正確に素早く読み取ることが、ピアノ上達に大変役立ちます。
和音コードの構成音「ファ、ラ、ド」のほか、「飾り」となる他の音符が、実際の楽譜にはたくさん含まれています。
和音コードの知識をもとに、楽譜に書かれている1つ1つの音符を正確に読み取ります。
ピアノを演奏するときには相当なスピードで楽譜を読み進め、手指でピアノの鍵盤をタッチしていきます。
オーケストラの指揮者は、大勢の演奏者をたばねて指揮します。
演奏者全員分の楽譜が、指揮者の頭の中に入っています。
ピアノは楽器のオーケストラと言われています。
ピアノを演奏する人は、指揮者並みに楽譜を読む力が必要なんです。
練習時間を確保する
楽譜が素早く読めるようになったら、実際にピアノの鍵盤に1音ずつ触れて、楽譜通りの音を鳴らしていきます。
そのためには、ある程度の練習時間をつける必要があります。
和音コードの知識や読譜力(どくふりょく)がついてくるほど、練習時間は短くてすみます。
知識も読譜力も乏しければ、その分練習時間が余計にかかってしまいます。
なるべく短い時間で曲を仕上げたければ、和音コードや読譜力を上げていき、ピアノの上達スピードを総合的に上げていきましょう。
まとめ
ピアノ演奏で最も苦労するのは、一度にたくさんの音を弾くことです。
そのためには、和音の知識と音符を読む力が必要です。
何の音をどの鍵盤の場所で弾くべきか、1つ弾くごとに素早い判断がピアノ演奏での主な作業となります。
手や指は意外と早く動かせるものなので、楽譜を読む力を和音コードの勉強を通して養っていきましょう。
失敗しないピアノ上達教材の選び方のご案内
「スラスラ弾けるようになりたい」と思い毎日一生懸命練習している方や上達させたいと思う先生や親御さんに絶対に後悔しないオススメのピアノ上達教材をランキング形式で紹介します。
教材通りに正しい練習法を実践すれば自己流で練習している人より最短距離で早く上達できます。よかったら試してみてください。
⇒ピアノ上達人気(DVD)教材ランキング