ピアノの独学の中でも、クラシックピアノは特に難しいと言われています。
ピアノとバレエは専門の先生についてレッスンを受けないと身につかないというのがピアノ界での古くからの常識です。
しかしインターネットの普及により情報化が加速して、クラシックピアノを独学で行う道も見えてきました。
この記事ではクラシックピアノを独学で行う際に、参考になりそうなヒントを書いてみたいと思います。
教則本のレビューは情報の宝庫~独学・クラシックピアノ~
クラシックピアノを独学で学ぶ人が最初に悩むのは、どの教則本を使って練習するかだと思います。
レッスンに通っていれば先生や同輩のおすすめを聞けますが、独学では自分で本を探すしかありません。
そんな時に便利なのが、アマゾンなど本のレビュー。
実際に購入してその本を使ってみた人の感想や評価が載せられています。
レベル別にいくつか読んでみて、独学でも取り組めそうな本があったら2~3種類取り寄せてみるといいでしょう。
最初は易しそうな本の中から選びましょう。
意欲の高い人は簡単な教則本ばかりでなく、難易度を低・中・高と1つずつにそろえるのもいいかもしれません。
大人ピアノスターターでは最初からショパンエチュードに挑む人もいるくらいです。
インターネットで読めるレッスン記録~独学・クラシックピアノ~
ピアノレッスンを受けたことのない人は、どんな風にレッスンが進められるのか、想像つかないことと思います。
そんな時に便利なのが、個人ブログなどに書かれたレッスン記録。
自分の日記、記録用、友人との交流用に、ピアノのレッスン日記をインターネット記事としてアップしている人がたくさんいます。
「ピアノ レッスン ブログ」などのキーワードで、検索してみてください。
「エリーゼのために レッスン」など、弾きたい曲と一緒に検索をかけるのもおすすめです。
「dolce」と書いてある音楽記号について、こう弾いて欲しいと先生に言われたとか、長調から短調に変わったときにこういう弾き方をすると効果的・・・など、具体的に文章化してくれていて参考になります。
ご自分が弾いた動画を、レッスン日記に貼り付けている人もいるので、見つけたらぜひ聴いてみてください。
コメント欄を開放している方がいれば、その曲についての意見を交換するなど、交流も可能です。
レッスン記事を多く書いている人の中には、ピアノ練習会を主催している人もぽつぽつ見かけます。
参加資格に制限がなく、読者の参加も受け付けているピアノ会でしたら、実際に出向いて勉強することも可能です。
人前演奏から学べること~独学・クラシックピアノ~
クラシックピアノの特徴のひとつに、「弾き手と聴き手がハッキリ分かれている」というものがあります。
昔は録音機材もCDもなかったので、誰かの生演奏を聴くという方法だけが唯一、音楽鑑賞の手段だったのです。
そのため、演奏者側に立って人前演奏をする機会と、客席に座って聴衆になる機会、どちらの経験も積む必要があります。
4段1ページの短い曲でいいので、両手で1曲弾けるようになったら、人前演奏をする機会を必ず設けましょう。
独学ではピアノ教室主催の発表会に出る機会もないため、自ら積極的に演奏の機会を求めていかなければなりません。
ピアノを学ぶ人との交流を深め、情報や知識をインプットしていきましょう。
まとめ
インターネットによる高度情報化により、今までは無謀とされてきた独学ピアノにも、道は開けてきました。
知識や仲間を得る手段はできましたが、クラシックピアノにおいて大切なのは長い年月に渡って継続することです。
目標のクラシック曲が弾けるようになるまで、根気よく努力を重ねていってください。
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