ピアノで和声を練習する3つのヒントとは!?

ピアノは低い音から高い音までそろっていて、誰でも簡単に音を鳴らせます。

そのため和声を練習するのにピッタリな楽器なんです。

和声がわかると伴奏や弾き語りも楽しめて、ピアノの楽譜を読むのもグンと楽になります。

この記事ではピアノで和声を練習するために必要な、3つのヒントをあげてみたいと思います。

「3度」「6度」の和声でハモろう!

「3度」というのは「ピアノの鍵盤を3つ使っている音程」という意味です。

たとえば「ドレミ」で3つの白鍵(白い鍵盤)を使いますよね。

その端と端「ド」と「ミ」の音程が「3度」になるんです。

「ド」と「ミ」の音をピアノで同時に鳴らしてみてください。

なかなかきれいにハモってると思いませんか?

「ド」と「レ」も同時に鳴らしてみましょう。

ぶつかるような響きになりますよね。

「3度」の音はよくハモる音程なんです。

さて「ド」と「ミ」の高さを入れ替えて、「ミ」と高い「ド」の音程が「何度」か調べてみます。

「ミファソラシド」と6つの白鍵を使うため「6度」の音程になるんです。

「3度」と「6度」は「ド・ミ」「ミ・高いド」で仲間、よくハモる音程です。

音が近すぎるより若干空いた方がきれいな音がするので、6度の「ミ・高いド」の方がより良い響きになります。

この6度の響きを和声でたくさん使うと、きれいな音楽になるんですよ。

「8度」オクターブ和声の響きはきれい?

オクターブとは1つ高い同じ音のことで、たとえば普通の「ド」と高い「ド」、普通の「ミ♭」と高い「ミ♭」の関係を言います。

音程でいうと「ドレミファソラシド」と8つの白鍵を使うため「8度」の音程となっています。

さてそれでは誰もが知っている「カエルの歌」を使って、オクターブ和声の響きがきれいかどうか、実際に試してみましょう。

(1)右手:普通の高さで「ドレファミレド・ミファソラソファミ」と弾く。

左手:1~2オクターブ低い場所で「ドレファミレド・ミファソラソファミ」(全く同じ)と弾く。

(2)右手:普通の高さで「ドレファミレド・ミファソラソファミ」と弾く。

左手:1~2オクターブ低い場所で「ドレミファミレド・ドレミファミレド」(後半、音を上げない)で弾く。

両手で全く同じ音「ドレミファミレド」と弾くことを「ユニゾン」と言います。

ユニゾンは時々使うにはいいのですが、何度も続くと「うっとうしい」と感じる音楽になります。

(1)の後半で「ミファソラソファミ」を両手で弾くと、ユニゾンを2回聞かされることになり、耳がうんざりした感じがしませんでしたか?

(2)では右手「ミファソラソファミ」が、左手の3度低い音とハモっています。

2つの音の重なりが楽しめる「合奏」に聞こえて、(2)の方が弾いていて耳が楽しかったのではないでしょうか。

「4度」「5度」も長く続くと嫌われる和声です

次は4度、5度の響きを紹介します。

次のように両手(右手、左手)で同時に弾いてみてください。

右手:「ドレミファミレド」

左手:「ファソラシラソファ」

5度の響きですが、ちょっと不気味な音に聞こえませんでしたか?

今度は右と左を入れ替えて、同時に弾いてみてください。

右手:「ファソラシラソファ」

左手:「ドレミファミレド」

同じように、4度の響きも、長く続くと気味が悪くなる音程なんです。

まとめ

ピアノで練習できる和声の練習、いかがでしたでしょうか。

3度と6度の響きは心地よく、4度と5度の音程は連続すると不快感が増します。

時々スパイスのように使う分には効果的なので、バランスや前後関係よく取り入れるようにしましょう。

8度の「オクターブ」も、上手く取り入れると迫力ある響きが出せますので、伴奏や弾き語りで使える練習をしてみてください。







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