ピアノの効果的な練習方法!上級者への3つのヒントとは!?

ピアノでショパンの雨だれのような中級曲まで進めても、上級曲への壁を感じている人は多いのではと思います。

ソナチネアルバムで初級の壁を突破した後は、中級の壁を突破しないと上級まで進めません。

この記事ではピアノ講師の立場から、上級者になるための効果的な練習方法として、3つのヒントを紹介します。

上級者を目指す人は初級曲をノーミスで弾くべきです

「上級曲が弾けない」と悩んでいる人の中に、中級どころか初級曲でも所々でつっかえながら弾く人がいます。

この場合のピアノレベルは中級者ではなく、まだ初級者だといえるでしょう。

初級者から中級をすっ飛ばし、いきなり上級を目指すのは無謀です。

まずは初級曲を完璧にノーミスで弾ける「真の中級者」になってから、上級曲に挑戦しましょう。

たとえば初級曲であるブルグミュラー25の練習曲、ソナチネアルバム1巻などは、ノーミスで弾けるようにすべきです。

通し弾きをしていてミスが出そうになった箇所は、その場で5回10回と反復練習を行い、ミスの不安をなくす練習方法を取り入れましょう。

16分音符の細かい音型に慣れましょう

ピアノの初級、中級、上級を大ざっぱに言うと、初級では4分音符、中級は8分音符、上級では16分音符が楽譜に並んでいます。

ただドレミファソラシドと1音ずつ上がるだけの音階練習では、16分音符のスピードでスラスラと弾けるようにしましょう。

ドミソドミソドミソ…と高く上がり低く下がるアルペジオ(分散和音)も、長調・短調、全ての調で弾ける必要があります。

上級者のピアノ曲では、1拍の中にたくさんの音粒を入れなければなりません。

大きなワッペンをざくざく縫い付けるししゅうは簡単ですが、細かな花模様をいくつも刺しこんでいくししゅうは高度で難しいのと同じ理由です。

細かいししゅうを根気強く仕上げるように、ピアノの上級曲も細かい音粒をていねいに扱えるようにしていきます。

オクターブの幅広い和音をつかむ練習方法を取り入れましょう

上級者のピアノ曲には、1オクターブなど幅広い和音が多く出てくるのも特徴です。

中級者では左手の和音はつかめても、和音伴奏を弾かない右手オクターブがつかめない人が多くいます。

中級曲では左手のオクターブしか出てきませんが、上級曲には容赦なく右手のオクターブが多発します。

左手はもちろん右手でもオクターブを上達させ、オクターブ音階、和音入りオクターブなど、幅広い和音がたくさん出てきてもパッパとつかむ練習方法を取り入れましょう。

まとめ

ピアノ中級者が上級者になるために効果的な練習方法として、3つのヒントを紹介しました。

初級から中級より、中級から上級へ進む方が、練習方法に工夫が必要です。

ただ何となく通し弾きをして満足していた人は、この記事を機に効果的な練習方法に切り替えましょう。

ツェルニーやハノンなど、速度アップやオクターブ、和音の練習をするのも効果的な練習方法です。

弾きたい上級曲の他に、現在の弱点をフォローする練習の仕方を心がけてみてください。







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