少し前までは、ピアノを習うのは小学校へ上がってからでも良いとされていました。
しかし最近ではピアノを習い始める年齢が下がってきて、幼稚園の頃からピアノを始めるお子さんが増えています。
せっかく習わせるのだから、たとえ小さな子供でも、少しでも多くのことを吸収させたいですよね。
この記事では幼稚園のお子さんをお持ちの親が、どうやったらお子さんのピアノを上達させられるか、家庭で簡単にできる方法を紹介します。
手作りの音符カードを作ろう
幼稚園児がピアノの鍵盤や音色とお友達になるのは、比較的簡単なのですが、楽譜を読めるようになることが年齢がら困難です。
せっかくピアノを好きになりかけたのに、楽譜が読めないせいでピアノが嫌いになってしまったら、もったいないですよんね。
楽譜は「音の高さ」「音の長さ」この2つから成り立っています。
ひとつの音符があったとき、音の高さと長さ、両方を一度に読み取るのが、譜読みが難しい理由です。
まずは「音の高さ」だけを読めるように、「ド」「ファ」などを書いた「音符カード」を手作りしましょう。
市販されていますが、100均の文具を利用して、手軽に作れます。
音符カードの作り方
1.両面とも白いハガキ、カード、単語帳などを20枚くらい用意する。
2.片面に音符を書くため「5本の横線」を書く。
3.「ト音記号」(またはヘ音記号)を書いたあと、何の高さでもいいので、音符の玉を1つ書く。
4.裏面に「ファ」など、音の読み方を書く。1枚できあがります。
5.ト音記号は真ん中のドから高いドまで、ヘ音記号も真ん中のドから低いドまで、1枚ずつ音符カードを作る。
もっと少なくてもいいですし、読めるようになったら増やしても構いません。
手作りのリズムカードも作ろう
「音符カード」で音の高さを読む練習をしますが、同時に「リズムカード」でもリズムを読む練習をします。
このカードは読み方を書くのではなく、カード通りのリズムで手をたたく練習をします。
リズムカードの作り方や使い方を紹介します。
1.白いハガキやカードを用意する。
2.四分音符、二分音符、全音符、八分音符などを使って、いろいろなリズムをカードに書く。
3.まずは「4分の4拍子」のリズムカードを作る。
「4つとも四分音符」「二分音符のあと四分音符2つ」など、いろいろなパターンのカードを書く。
8枚くらい書いて、横に並べて親子で手をたたいてリズム打ちの練習に使います。
4.「4分の4拍子」に慣れたら「4分の3拍子」「4分の2拍子」のカードも作ります。
同じようにカードを何枚も横に並べて、手をたたいてリズム打ちの練習をしましょう。
おはじき、折り紙など指先を鍛える遊びをさせよう
ピアノの上達には「指先の発達」がとても重要です。
幼稚園でもやってると思いますが、家庭で遊びながらお子さんの指先を鍛えましょう。
おはじき、折り紙などがピアノの上達に有効です。
泥でお団子を作ったり、虫を捕まえるのも、ピアノとは無関係のように見えますが、指先が発達します。
お料理の手伝いなども、積極的にやらせましょう。
まとめ
幼稚園時代は手先の器用さ、頭の理解度など、総合的な発育がピアノの上達に欠かせません。
絵本の読み聞かせで、文字と耳をつなげるのも有効です。
美しい景色を親子で見るのも、ピアノの上達や情操教育と深いつながりがあります。
親が「良い」と思うことは、何でも積極的にお子さんに与えてみてください。
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