ピアノ上達に欠かせないのが、鍵盤を見ないで弾く方法です。
パソコンのブラインドタッチと同じように、画面や楽譜を見ながら手元を見ないで弾いていきます。
難しく感じるかもしれませんが、慣れると便利ですよ。
この記事ではピアノ講師の立場から、ピアノの鍵盤を見ないで弾く方法より、3つのコツを紹介します。
ドレミファソと隣の鍵盤を見ないで弾いてみよう
鍵盤を見ないで弾くブラインドタッチでは、隣り合った音同士から始めると、間違いなく弾けます。
「ド」の鍵盤を右手の親指でさわった後、「ドレミファソ」と弾いてみてください。
そのあと「ソ」の音をさわって「ソラシドレ」、「レ」の音をさわって「レミファ#ソラ」と弾いてみます。
慣れてきたら、黒鍵を含む音でもやってみましょう。
右手が上手くできるようになったら、左手でも隣の鍵盤を見ないで弾いてみます。
ドミソ、レファ#ラなど、分散和音を見ないで弾いてみよう
分散和音とは、和音を一度に弾かずに、順に1音ずつ弾くことです。
鍵盤1つ飛ばしの分散和音「ドミソ」は、鍵盤を見ないで弾く練習にピッタリです。
初めは白鍵だけの「ドミソ」「ファラド」で練習し、慣れてきたら黒鍵も加えてみます。
「レファ#ラ」「ラド#ミ」は黒鍵も加わっています。
3つの鍵盤を指先でさわった状態からスタートするのがコツです。
1オクターブを見ないで弾いてみよう
ド~高いド、ミ~高いミなど、鍵盤8つ分の幅の音程を「1オクターブ」と言います。
ピアノ演奏では時々1オクターブ離れた音を弾きます。
右手、左手を広げた幅で、1オクターブはこのくらいの広さという感覚を、体で覚えましょう。
ドの音を弾いた後で1つ高いドを弾く、ミの音を弾いた後で1つ高いミを弾く、これを鍵盤を見ないで行ってみます。
白鍵でできたら、黒鍵でもやってみましょう。
また右手よりも左手で、1オクターブの音程を弾く機会が多いです。
低いドから真ん中のド、低いファ#から真ん中のファ#など、1オクターブの鍵盤の幅を、左手の感覚で体に覚えこませましょう。
まとめ
鍵盤の幅が広いとブラインドタッチも難しいですが、隣の音なら今すぐ手元を見ないで弾けるのではないかと思います。
初めは鍵盤を見ないで1割弾くことを目標とし、慣れてきたら半分の5割、下を見ないで弾くようにします。
7割、8割…と手元を見る回数を減らしていき、最終的には遠い鍵盤を弾くときにやむ無く見るレベルまで持っていくのが理想です。
ピアノでブラインドタッチができると、楽譜を見ながら沢山の曲が弾けるようになります。
楽しみながら少しずつ体で覚えていきましょう。
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