右利きの人がピアノを弾くとき、左手が思うように動かなくて落ち込みますよね。
ふだん使わない左手には、左手専用のトレーニングをしてあげる必要があります。
左手をきたえるテクニックをつかむには、どうしたらいいのでしょう。
この記事ではピアノ講師の立場から、ピアノの弾き方で左手をきたえるテクニックについて解説します。
初級者~ピアノの弾き方、左手をきたえるテクニック
初級者がピアノの弾き方で悩むのは、利き手ではない「左手」が思うように動かないことだと思います。
日々の生活で、字を書く、はしを持つなど、右手を何時間使っているでしょうか。
その時左手は「そえる」働きをしているだけで、主役として使っていることがほとんどありません。
ピアノで左手を「主役」として、たくさん使ってあげましょう。
伴奏音型が中心になりますが、左手だけの片手練習をたくさんしてください。
右手練習1回、左手練習を5回か10回したら、両手で合わせるくらいでちょうどいいです。
左手にはまだ「クセ」がついていないので、弾き方をマスターしていくうちいに、意外とピアノ向きの手になってくれるんですよ。
中級者~ピアノの弾き方、左手をきたえるテクニック
チェルニー練習曲をすすめて来た人がつまずく壁として「左手の練習曲が少ない」ことがあげられます。
右手の小回りがきいた方が早く上達するため、チェルニー練習曲は右手中心の曲が多くふくまれているのです。
右手がよく動くようになってきたピアノ中級者は「チェルニー左手のための24の練習曲」をするとよいでしょう。
全音出版からこの練習曲の楽譜がでています。
この左手専用の練習曲で、かなりの音型がまかなえるため、中級者にぴったりな左手ピアノの弾き方がつかめてきます。
上級者~ピアノの弾き方、左手をきたえるテクニック
ピアノ上級者向けに左手テクニックをきたえる方法に、ショパン練習曲がまずあげられます。
ショパン練習曲「革命」は、左手向けの練習曲として有名です。
また作品25-7のショパン練習曲は別名「チェロ」と呼ばれていて、低音の左手にメロディーがある曲です。
左手で美しいメロディーを弾くのは意外とむずかしいため、左手のよい練習とされている曲です。
その他にも、チェルニー50番、モシュコフスキー、ピッシュナなど、上級向け左手の練習曲が多数あります。
苦手な音型のふくまれる曲をさがして、取り組んでみてください。
まとめ
普段は使わない「左手」をピアノで弾くうち、脳が活性化してくれます。
両手を使うことが脳によいとされていて、ピアノは脳のはたらきをよくしてくれるんです。
ピアノの弾き方が身についてくると、頭全体のはたらきもよくなってきます。
慣れないうちは左手をむずかしく感じることもありますが、長期間練習していくうちに、少しずつ身についてきてくれますよ。
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