ピアノを何年か習わせてるんだけど、うちの子は上達が遅いんじゃないだろうか・・・と悩んでいる親御さんはとても多いと思います。
幼稚園、保育園時代や小学校低学年から習わせていると、すぐに3年5年と経っていきますよね。
練習に費やした年月、払った月謝がムダになってしまったのでは・・・と不安に感じている人も多いのではと思います。
この記事ではお子さんのピアノ上達が遅いのではと悩む親御さん向けに、悩み解決のヒントとなるような情報を書いていきたいと思います。
動画アップされているお子さんは全国トップレベル【うちの子って上達が遅い?】
youtubeなど動画アップされているお子さんを見ては、「どうしてうちの子はこうじゃないの・・・」とため息をつく人もいるのではないでしょうか。
動画アップされているお子さん、ドレス姿、スーツ着用などで正装していることが多いですよね。
ピアノコンクールの動画で見かける入賞者のお子さんは「全国トップレベル」の特別な人ということをまずは理解してください。
この「特別な人」は高校卒業くらいの年齢まで続行され、音大ピアノ科の合格者をのぞいてみると、子供時代からのコンクール上位常連者がぞくぞく・・・なんてのが現実です。
あのレベルにお子さんを持っていけるとしたら、将来は音大卒のピアニスト、海外留学は当たり前だと思ってください。
小さいうちから自宅練習もグランドピアノ、毎日何時間も練習、レッスンは遠方まで新幹線や飛行機・・・なんていう特別な世界です。
そこまでさせる気がないのであれば、低年齢では大して上手く弾けないのが、ごく一般的なお子さんの状態です。
発表会でミスしまくるのは基礎不足【うちの子って上達が遅い?】
現実に話を戻しまして、小・中学生くらいのお子さんが発表会でミスしまくるのは、音楽やピアノの基礎不足と言えるでしょう。
何となく模範演奏を聞いて、大ざっぱなイメージでピアノに向かい、入り組んだ細い音型やリズムになるとひっかかってミスするのがよくあるパターンです。
この場合ミスした本人は、ミスした原因(2~3つと複合的)がよくわかっていない場合が多く、指導者にもハッキリつかめていない場合があります。
正しい運指で弾いているか、部分練習、分解練習が十分行われた場所か、不出来にがっかりするばかりでなく、発表会後にしっかり修復していくのがピアノの基礎作りでは大切です。
また、音階練習、調性など楽典のトレーニングが不十分なまま、実力より難しい曲を弾いて不出来な場合もよくあります。
発表会当日までに間に合うよう基礎を伸ばしてきたのだと思いますが、定着不足でまだ間に合わなかったのかもしれません。
1曲1曲での練習課題を把握し、1つずつ積み上げていくのがピアノ上達を進めていくカギとなります。
まとめ
小・中学校卒業までにカンペキな日本語で作文できないように、ピアノ演奏でも年齢相応な進歩しか進めませんし、カンペキな演奏にはなかなか近づけないものです。
絵描きや刺繍なら、ささいな色間違いやハミ出しは全体的にはそれほど目立ちませんが、ピアノの場合時間とともに演奏を聴くため、ミスした記憶だけがどうしても色濃く残りがちです。
子供のピアノ上達が遅いと感じる場合には、地味な基礎トレーニングが十分でない場合が多くあります。
マラソンの人がすごい練習量で走り込むように、ピアノでもレベルの高い人はすごい練習量をこなしています。
上達が遅いと嘆くなら、まず最初に練習量を増やしてみましょう。
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