ピアノコードの覚え方!初心者向けの方法とは!?

ピアノコードの表を見たことがあるけれど、意味がわかりにくかったり、たくさんあって全部覚えられないと思ったことはありませんか?

理屈や仕組みがわかってから弾こうと思うと、なかなか前に進めないのがピアノコードの特徴です。

「習うより慣れろ」、初心者こそピアノの楽しみを優先し、慣れによって身につけられたら最高ですよね。

この記事ではピアノ初心者にピッタリな方法なピアノコードの覚え方を、ピアノ講師の立場から紹介します。

白鍵だけで弾けるコードを弾いてみよう

まずは右手(利き手)で結構ですので、「ドミソ」の和音を「ジャーン」と鳴らしてください。

C(シーメジャー)コードの完成です。

明るい和音の響きが聞こえますよね。

この手の格好を崩さずに、鍵盤1つずつ、手を「右」へずらしていきます。

「レファラ」の上に、指先が乗っかりましたでしょうか。

レファラの音を出すと、少し悲しげな響きがします。

次はもう1つ右にずらすと「ミソシ」の和音。

順に1つずつ右へ移動して「シレファ」の和音までピアノの鍵盤で上がっていってください。

まずは白い鍵盤だけで弾けるピアノコードを、手と耳で覚えます。

明るい響き、悲しい響きが混ざった状態ですが、初心者が手っ取り早くできるコードの覚え方です。

「白・黒・白」真ん中が黒鍵のコードを覚えよう

「白鍵だけで弾けるコード」に十分慣れたら、3つの和音構成音のうち「真ん中の1音」だけを「黒鍵」にします。

「ドミソ」(白鍵だけ)の真ん中を「ミ♭」に置き換えて「ドミ♭ソ」という具合です。

これで「ドミソ」「ドミ♭ソ」、一組の和音コードが完成しました。

次は「レファラ」の和音で、真ん中の音を黒鍵にしてみます。

「レファラ」の真ん中を黒い鍵盤に置き換えると「レファ#ラ」になります。

先ほど弾いてみた「白鍵だけで弾けるコード」について1つずつ、「真ん中を黒鍵に置き換えたコード」を弾いてみてください。

これを1セットずつ作るのが、初心者が手っ取り早くできるコードの覚え方です。

メジャーコード、マイナーコードをセットで覚えよう

「ドミソ」「ドミ♭ソ」や「レファラ」「レファ#ラ」…と、3和音のコードが1セットずつできあがったと思います。

これらのうち片方は「明るい響き」もう片方が「暗い響き」になります。

明るい方を「メジャーコード」、暗い方を「マイナーコード」と言います。

2つの和音の明るい響き、暗い響きを堪能(たんのう)しながら、1セットずつこなして、上の音に上がる練習をしてください。

知らず知らずのうちに、何組ものメジャーコード、マイナーコードを弾いていることになります。

名前やコードネームは、ピアノの鍵盤に十分慣れて、コードがすらすら弾けるようになった後で構いません。

弾けるようになった後で「ミソ#シ」がメジャーコード、「ミソシ」がマイナーコードだと段々わかってきます。

まとめ

「白鍵だけの和音」「真ん中だけ黒鍵の和音」のセット、初心者の覚え方として理解できましたか?

一か所だけ上手くいかない組み合わせがあり、問題となるのは「シレファ」の和音です。

この和音はメジャーでもマイナーでもない「ディミィニッシュ」というコード(減和音)です。

「シレファ」をやめて、明るい和音「シレ#ファ#」、悲しい和音「シレファ#」を弾くのですが、使う鍵盤の位置がこちらだけ特別な場所になるため、個別に覚えるとよいでしょう。

難しく感じる人は「シ」の手前の音、「ラド#ミ」「ラドミ」のセットまでで終えても大丈夫です。

ピアノの鍵盤と遊ぶような気持ちで、気軽にトライしてみてください。







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