ピアノの上達スピードを早めるコツとは!?

ピアノの上達は、練習時間に比例してゆっくりと進んで行くのが一般的です。

しかしレッスンや発表会の日がせまっていたりして、上達を早めないといけない場面もありますよね。

今練習している曲だけになりますが、一時的にピアノの上達スピードを早めることは可能です。

この記事ではピアノの上達スピードを早めるために、どんなことをしたらいいのか「コツ」を書いていこうと思います。

楽譜の中で難しい場所「難所」をピックアップする

自分の演奏レベルにあった選曲をしていると、曲の中で2~3か所(多いと5~10か所)、よく弾けずに指がもつれたり、演奏がたどたどしく止まってしまう所が出てくると思います。

そこは曲中の難しい場所「難所」にあたりますので、ミニサイズの「ふせん」を用意して、1か所ずつ貼り付けてください。

曲の難しさは山や山脈のようなもので、ところどころに難しさの頂点となるような「難所」がありますが、たいていの所はなだらかで、それほど練習しなくても弾けてしまうものです。

ピアノの上達スピードを上げるのに最初に必要なのは、「難所」のあぶり出しをすることです。

「難所」は誰にとっても難しいもので、得意不得意というのも多少は影響しますが、基本的には誰にとっても弾きにくい場所となります。

たとえば音が飛んでいて外しやすいとか、指が一本足りなくてどうしても指くぐしが必要、和音の音数が多くて一度につかみきれないなど、物理的な理由が多いです。

コード(和声)がわかりにくい、メロディーがはっきりしないなど、音楽内容がむずかしくて難所になる場合も実際にはありえます。

「難所」について1か所ずつ「部分練習」を行う

ひととおり「難所」」のあぶり出しが終わったら、1小節とか4小節、または2音だけを取り出すなど「部分練習」を行います。

ピアノのレベルアップには、部分練習がどれだけ的確にできるかが大切で、上達スピードと密接に関わってきます。

取り出す場所を狭くして、ゆっくり練習すれば、難所でも弾ける場合が多いです。

ゆっくりでも弾けない箇所は、弾けない原因をじっくり探ります。

「指が届かない」場合は、音が切れてしまってもつながって聞こえるように工夫して、次の音を弾く場合があります。

黒鍵の先がじゃまで指の側面にひっかけてしまう時には、黒鍵の先を器用によけるようにして必要な音だけ弾くようにします。

難所をゆっくり丁寧にさらうことで、デコボコだった難易度の山が、自分にとって「平ら」に感じてきます。

難所でのミスをなくすことが、上達したかどうかの目安です。

テンポを上げるのにはメトロノームの力に頼る

ゆっくりでは弾けたものも、テンポを上げるとミスが増えてくると思います。

手っ取り早く解決できる方法は、メトロノームの目盛りを徐々に下げて、早いテンポに慣らしていくことです。

初めは退屈なくらいゆっくりから始めて、1目盛りか2目盛りずつ下に下げていきます。

テンポが早くなるということは、「音の粒」を細かくしていくことになります。

音の粒が細かくなっても、きれいな「丸」のままで弾けるように、丁寧に練習します。

1日で目標のテンポまで行けなくても、毎日少しずつ慣らしていくと、目当てのスピードで弾けるようになってきますよ。

まとめ

難所を洗い出し部分練習、そのあとテンポを上げるのは、今やっている1曲でしか通用しません。

しかしこの練習を積み重ねていくうち、少しずつレベルアップしていけます。

千里の道も一歩から、1曲ずつコツコツ仕上げて、上達スピードを維持していってください。







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