ピアノ初心者のためのクラシック名曲選び3つのコツ

クラシックピアノは名曲ぞろい!弾いてみたいあの曲、この曲、憧れですよね。

しかし困ったことに、クラシックピアノ曲の名曲は、中・上級者向けのものがほとんどなんです。

いずれテクニックも上げられるとは思いますが、今すぐ弾ける曲がたくさんあると嬉しいですよね。

この記事では初心者がピアノのクラシック曲を弾くとき、どうやって曲選びをすると失敗が少なくなる3つのコツをまとめてみようと思います。

クラシック編曲アレンジ楽譜を探そう~初心者ピアノ~

クラシック音楽ファンに最もおすすめしたい楽譜は、モーツァルトの交響曲、シューベルトの歌曲など有名なクラシック曲をピアノ版にアレンジした楽譜で、初心者用の編曲のものです。

すでに何冊か持っている人もいるかもしれませんが、クラシックレパートリー作りには一番手っ取り早いのがこれらの曲集です。

ピアノ教則本、ピアノ楽曲の難易度について長年調べていますが、どうしてもクラシックピアノで初心者用の優れた曲には「子供用」という目的で作られたものが大半です。

シューマンの子供のためのアルバムを筆頭に、アメリカの作曲家ギロッグや、邦人作品の子供向けピアノ教材です。

大人用で最も簡単に弾けるピアノ曲は「エリーゼのために」「ショパンの前奏曲4番」など、数えるほどの数もありません。

クラシックピアノの難しさは原曲そのまま弾かざるを得ないことですが、別れの曲やショパンバラードの簡単バージョンを弾くくらいなら、交響曲や歌曲のアレンジものを弾いた方が聴き映えしますし満足度が高いです。

ブルグミュラー程度で弾ける曲集もいろいろ出ていますので、これらの曲集の中から手堅いレパートリーを作っていくのが得策だと考えています。

難しいピアノ曲の冒頭だけを練習~初心者ピアノ~

ショパン作曲「別れの曲」最初の1ページだけなら何とか弾ける、という練習の仕方をしている人も多いのではと思います。

クラシックピアノの名曲で、有名なこの場所だけなら弾ける!という楽譜を集めてみるのも一つの方法です。

「別れの曲」より知名度は落ちますが、モーツァルト作曲「ピアノ協奏曲第20番ニ短調第2楽章ロマンス」の最初はゆっくりでとても美しく、ピアノソロパートだけ弾いてもうっとりとしたピアノ音を楽しむことができます。

シューマン「トロイメライ」は単独の1曲として、挑戦してみるのにふさわしい名曲ですよね。

小犬のワルツも「ゆっくりなら弾ける」という人もいるかもしれません。

弾ける部分は一部ですが、弾けない部分もからまった糸を少しずつほぐしていくように解いて行くと、徐々に弾けるようになってくると考えています。

一曲通して弾ける初心者用クラシックピアノ曲は?~初心者ピアノ~

初心者と言ってもある程度弾ける人向けになりますが、発表会用などである程度の長さがあり、聴き映えのする曲をあげてみます。

前半は内容が子供向けのもの、後半は大人向けの曲にします。

子供向け

・エルメンライヒ 紡ぎ歌

・アンダーソン ウォータールーの戦い

・エステン お人形の夢と目覚め

・平吉毅州 チューリップのラインダンス

大人向け

・サティ ジムノペディ2番 グノシェンヌ1番

・ダカン かっこう

・悲歌 カリニコフ

・ヘンデル オンブラマイフ サラバンド(編曲)

初心者を脱出したい人向けにおすすめの曲は、エステン「アルプスの夕暮れ」ランゲ「花の歌」です。

オクターブ奏法がネックで上達の妨げになっている場合が多いので、指先のほんの狭い面積でもオクターブが押さえられるよう、初心者がクリアした方がよい課題曲です。

初心者を脱出したら、モーツァルトの幻想曲ニ短調、ドビュッシーのアラベスク、幻想曲さくらさくらなど、弾ける曲もぐんと増えるので、基礎練習をしてテクニックレベルを上げたいところであります。

まとめ

クラシックピアノ曲の演奏を大人曲で楽しみたいなら、最低でも「中級者」レベルまでテクニックを上げる必要があるのが厳しい現実です。

中級者になれば、ある程度手の届く名曲がそろってきます。

チェルニーなど教則本、古典ソナタやバッハの学習を今まで避けてきた人は、ぜひ一度練習スケジュールに組み込むことを検討してみてください。







失敗しないピアノ上達教材の選び方のご案内
スラスラ弾けるようになりたい」と思い毎日一生懸命練習している方や上達させたいと思う先生や親御さんに絶対に後悔しないオススメのピアノ上達教材をランキング形式で紹介します。

教材通りに正しい練習法を実践すれば自己流で練習している人より最短距離で早く上達できます。よかったら試してみてください。

ピアノ上達人気(DVD)教材ランキング